「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」は、兵庫県発祥のブランドとして、兵庫県内の自治体、観光事業者、JR6社が一体となって行う兵庫デスティネーションキャンペーンに参画すると発表した。
デスティネーションキャンペーンは、JRグループ6社が地元自治体や観光事業者と連携して行う、国内最大の観光キャンペーンであり、1987年から継続して開催されている。2023年7月から9月までの期間、14年ぶりに兵庫県で開催。期間中には観光客を楽しませる様々な企画が用意される予定だ。
その取り組みの一環として、兵庫県に発着する新幹線(500系、N700S、923形ドクターイエロー)をモチーフとしたシューズをキャンペーンが開始される7月1日に販売する。兵庫県、JR西日本とともに地域資源の持続可能性を追及したコラボレーションモデルとなっている(全3種、各44,000円)。
同商品は、今年3月に「オニツカタイガー」が発売したNIPPON MADEコレクション「MEXICO 66 GDX」がベースになっている。
アッパーには日本の代表的な皮革産地姫路で職人の伝統技術によって仕上げた神戸牛レザーを採用。また、新幹線の車体の輝きをパール加工で表現した。「オニツカタイガー」を代表するストライプは、高密度の糸を用いた立体的な刺繍を施すことで、新幹線の車体の重厚感を表現。アッパーと同色ながらも微妙な色差で出る奥行きが洗練された印象を演出する。また、兵庫県の北播磨地域で生産されている播州織を使用し、各新幹線の車両のカラーをモチーフにしたトートバッグが付属商品として同封される。
注目は923形ドクターイエローモチーフのシューズ。点検専用車両で滅多に遭遇できない「幻の電車」であるドクターイエローのモデルは人気が高いと予想される。今年3月に行われたドクターイエローの体験乗車会は、定員200名に対し2万人もの応募が集まった。広島デスティネーションキャンペーンが鉄道ファンを巻き込んだものになるか期待が高まる。また、コラボレーションシューズの開発過程から製品作りなどプロジェクトに関わる各社の思いが雑誌「Pen」の公式サイト「Pen Online」にて3回に分けて紹介されている。
さらに、体験型コンテンツ「ミニチュアシューズワークショップ」をアシックススポーツミュージアムにて開催する。コラボレーションモデルをモチーフにした小さな靴のパーツを組み立て、長さ約8センチメートルのミニチュアシューズ製作を体験できる。
文・平野智香/提供元・SEVENTIE TWO
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