日本に再上陸した「フォーエバー21」が関東に初出店
(画像=「フォーエバー21」ららぽーとTOKYO-BAY店の完成イメージ、『SEVENTIE TWO』より引用)

「フォーエバー21(FOREVER21)」が、関東では初の常設店舗となるららぽーと TOKYO-BAY店を6月2日にオープンする。

「フォーエバー21」は、2000年に日本に初上陸した際は1年ほどで撤退したが、2009年に再上陸した後には、前年に上陸した「H&M」と共に、日本のファストファッションブームを牽引した。その後一時は全国で約20店舗を展開したが、2019年10月に日本事業から完全撤退した。ブランドのアイコン的な存在だった渋谷の旗艦店が閉店した際には大きな話題を呼んだ。

しかし、2023年2月、「フォーエバー21」は再び日本に帰ってきた。前述の通り、これで3度目の上陸となる今回は、アダストリアの子会社ゲートウィンが運営会社となり、ターゲットは10代後半から30代前半、平均商品単価は4,000円、客単価は5,800円を想定するなど、ブランド形態を刷新した。

2月にアダストリアが運営するECサイト「.st(ドットエスティ)」での販売をスタートし、同月に開催した東京・渋谷でのポップアップストアは1日平均1,300人が来場するほどの盛況を記録。その勢いのまま、4月17日に大阪のららぽーと門真に常設1号店をオープンしたが、好調を受け、それからわずか約1カ月半というハイスピードで、関東圏にも出店することとなった。

「フォーエバー21」ららぽーとTOKYO-BAY店は、約260平方メートルの広々とした店内に、日本オリジナルアイテムと本国アメリカのアイテム合計約1,000点をラインアップする。アメリカで展開した際に大人気だった「Barbie(バービー)」とのコラボレーションアイテムも数量限定で販売する。

価格帯やコンセプトを変え、もはや多くの人が持つブランドイメージとは異なる姿を見せている「フォーエバー21」。国内企業とタッグを組むことで、日本にローカライズしたマーケティングを可能にするという戦略が、どこまで成果を上げ続けられるのか注目だ。

日本に再上陸した「フォーエバー21」が関東に初出店
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)

文・茂木美櫻/提供元・SEVENTIE TWO

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