10年落ちの軽自動車買取相場は？　普通車との違いや高く売るためのポイントも紹介！

一般的に、「車は10年で価値がなくなる」と言われます。軽自動車は中古車市場でも人気のある車ですが、やはり10年乗っていると大きく価値が下がってしまうのでしょうか？普通車と同様に、軽自動車の買取価格でも走行距離や車種が重視されます。しかし売却のタイミングや方法によっては損をすることがあるかもしれません。今回は10年落ちの軽自動車を売却するときのポイントや普通車との違いについて解説します！

10年落ちの軽自動車は、実際にはどの程度の価格で売却できるのでしょうか。

ここでは「ナビクル」が公表している買取価格相場から、人気の高い軽自動車の10年落ちの買取価格相場を見てみましょう。

なお、各車はグレードによって買取価格に幅があります。

ここでは、10年落ちの軽自動車の買取価格を決める4つの要素について解説していきます。

一般的に、走行距離が長いほど車の価値は下がります。

車の走行距離は1年に1万キロ程度といわれるので、10年落ちの軽自動車の場合は走行距離が10万キロメートルを超えていることもあるでしょう。

10万キロメートル以上走った車は、査定額は大きく下がる傾向にあります。

車の外観や内装の状態、エンジンの状態などが良好であればあるほど、査定額は高くなります。

反対に骨格部位の修復歴や水没歴は、査定時に大きなマイナスとなる要因です。

日頃からこまめに整備し、安全運転を心がけることで買取価格を向上させることができます。

新しいモデルやグレードの高い車は、中古車市場でも特に需要があります。

10年落ちの軽自動車はモデルが古くなっている場合がほとんどですが、人気のタイプであれば、査定額がプラスになることもあります。

中古車として販売される車の価値は、市場での需要に影響を受けます。

人気の車種や評判の良い車には、10年落ちでも高額な査定額がつくことも。

最終的には売却する予定で車を買うときは、最初から人気の高い車種を選ぶのもおすすめです。

また、白など人気色の車は中古車として価値が残りやすいと言われています。

最終的な査定額は、買取業者によっても差が出ます。

業者によって、買い取った車の売却ルートが違うためです。

愛車を少しでも高く売るには、複数の業者に査定を依頼し、それぞれの条件や買取価格をよく比較しましょう。

10年落ちの軽自動車でも買い取ってもらえる最大の要因は、軽自動車が人気だからです。

普通車と比べ、軽自動車は維持費が低いことが人気の理由のひとつです。

自動車の維持費には自動車税や自動車重量税、保険料などがかかりますが、いずれも普通車よりも軽自動車のほうが安くなることが一般的です。

ソニー損保の「2021年　全国カーライフ実態調査」では、軽自動車の1カ月あたりの維持費は平均で9,500円ともっとも低くなりました。

同調査では、特に女性を中心に「次に乗りたい車」として軽自動車の人気が高まっていることも報告されています。

また、小回りの利く軽自動車は、特に都市部や狭い道路が多い地域で便利です。

こうした要因から中古車市場でも軽自動車が求められ、10年落ちの車でも状態次第で高く売却できるようになったのです。

10年落ちの軽自動車を売却する際には、ちょっとした工夫や日頃の手入れで査定額を上げることができるかもしれません。

古い車ほど、日々の扱いが如実に表れます。大切に扱ってきたことが伝われば、査定士の印象も良くなるはずです。

次は10年落ちの軽自動車を高く売るための3つのポイントをお伝えします。

売却前に車の状態をできるだけ良好に保つことが、車を高く売るための重要なポイントとなります。

定期的なメンテナンスはもちろん、エンジンオイルやタイヤは必要に応じて交換し、良い状態を保ちましょう。

運転手にとって心地よい状態は車にとっても負担が少なく、事故や故障の確率を減らすことにもつながります。

また、査定の前には洗車を行い、細かな汚れやほこりを取り除きます。車の中の掃除も大切です。足元やシートの隙間のゴミもきれいにしておきましょう。

車検の残り期限が長い場合やメンテナンスの記録がしっかりと残っている車は、査定額が上がる可能性があります。

車の状態がわかる資料は査定時にそろえておき、求めに応じて説明できるようにしてください。

購入から10年以上経過した軽自動車でも、大切に乗ることで、車の価値を保つことができるのです。

車を高く売るためには、その車に適した買取業者を選ぶことも大切です。

業者によっては、「軽自動車」や「事故車」など、特定の車種や状況の車に強いところがあります。

愛車に合った買取業者に査定を依頼することで、より高額な売却が実現しやすくなります。

たとえば10年以上経過した軽自動車の場合、中古車市場での需要が高いモデルや、状態が良好な車は特に高額査定のチャンスがあります。

また、事故車や修復歴のある車は一般的に査定額が下がる傾向にありますが、事故車専門の買取業者では高い価格をつけてくれることも。

対象の軽自動車がどんな状態にあるのかチェックし、その価値をわかってくれる業者を探すことが大切です。

車を高く売るためのもうひとつの重要なポイントは、複数の業者を比較することです。

前述のとおり、業者によって買取価格は異なります。

また、地域によっても査定額に大きな違いが出ることがあります。

ひとつの業者だけに依頼せず、複数の業者を比較することで、車に合った買取業者を見つけることができるのです。

また、査定額にそれほど差がない場合でもサービスや条件に違いがあることもあります。

出張査定に費用がかかるケースや、売却後の手続きに手数料を取られることも。引取りまでの時間や契約内容も良く確認する必要があります。

こうした細かな確認をいくつもの業者に対して行うには、手間と時間がかかります。

買取業者を比較するときには、便利な一括査定サービスの利用がおすすめです。

軽自動車を高く売るには、売却のタイミングも重要です。基本的に、車の売却を決めたら、早く売ったほうがお得です。

早く売ったほうが買取価格が高くなりますし、車は、保有しているだけで税金がかかります。

売却予定の車を乗らずに放置しているとそれだけ出費が重なり、最終的な利益が少なくなるのです。

さらに車検の残り期間が3か月以上残っている場合は、査定時にプラスになる可能性があります。

ただ、車を高く売りやすいタイミングはあり、車の需要が増える1〜3月と9月は、車の売却価格が上がりやすいと言われています。

一括査定サービスには、それぞれ違った特徴があります。なかでも注意してほしいポイントは「営業電話」についてです。

複数の買取業者から連続して電話がかかってくる「営業電話ラッシュ」を避けるため、各社が独自のシステムを設けています。

ここでは営業電話ラッシュを避ける工夫があり、使いやすい一括査定サービスを3つ紹介します。

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

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軽自動車は普通車と売却する時の手続きや必要な書類の一部に違いがあります。

また、購入から13年が過ぎると、自動車重量税も増額に。

10年落ちの軽自動車を売るときにはこうした要素をきちんと確認し、悔いのない売却を目指しましょう。

普通自動車を売る際には、車検証や自動車税納税証明書、自動車賠償責任保険証明書などが必要です。

軽自動車の場合も大きな違いはありませんが、まったく同じというわけではありません。

軽自動車を売却するとき、手続きに必要な書類は、一般的には以下のものです。

• 車検証
• 軽自動車税納税証明書
• 自動車賠償責任保険証明書
• リサイクル券
• 自動車検査証記入申請書

自動車重量税は、13年経過すると金額が上がります。

エコカー以外の場合、普通自動車の自動車重量税は1年目で4,100円、13年目では5,700円です。

軽自動車の場合には、13年目には3,300円から4,100円に増えます。

税額変更の時期は、車を売却する際に重要なポイントです。10年落ちの車は、この税額変更のタイミングがすぐそこまで迫っています。

「10年を過ぎてしまったから、急がなくても結果は同じだろう」と思っていると、年1,000円近く負担が増えることになってしまいます。

売却を検討している軽自動車は、13年を超える前に行動しましょう。

10年落ちの軽自動車でも、高く買い取ってもらうことは可能です。

そのためには日ごろから車の状態を整えておくこと、車に適した買取業者を選ぶこと、そして複数の業者の査定額を比較することがポイント。

また、税額が上がる13年目を迎える前の売却も検討しましょう。

軽自動車の特性や市場状況を理解し、適切な売却タイミングと戦略を立てることで、あなたの軽自動車はまだまだ高い価値を発揮してくれるはずです。