ソニー・インタラクティブエンタテイメント(SIE)は、米国時間の5月24日にPlayStation 5(PS5)がリモートでプレイできる新端末「Project Q」を発表した。Wi-Fi経由のリモートプレイで、「PS5のあらゆるゲームをストリーミングできる」専用端末だ。8インチのHDディスプレイとDualSenseコントローラのすべてのボタンと機能を備えている。ワイヤレスイヤホンも同時に発表しており、年内発売の予定。
ソニーのリモートでプレイできる端末 「Project Q」を発表
年内に発売の予定だが、具体的な時期や価格などは未定。リモートでプレステと同じように高画質で動きも流麗となると、価格はお手頃とはなりくそう
ゲーム好きの人には気になる話題かもしれない。ソニー・インタラクティブエンタテイメント(SIE)は、米国時間の5月24日にPlayStation 5(PS5)がリモートでプレイできる新端末を発表した。端末の名称はまだ未定で、「Project Q」というプロジェクト名で呼ばれている。Wi-Fi経由のリモートプレイで、DualSenseコントローラの中央部分にディスプレイが配置され、そのすべてのボタンと機能を備えている。大きさも8インチのHDディスプレイで、大きすぎず小さすぎずちょうどいいのではないだろうか。Project QでプレイするゲームはPS5本体にインストールしておく必要がり、Project Qを単体で持てば遊べるというものではない。ストリーミング機能も搭載するので、クラウドゲーム端末として使うという可能性はありそうだ。
やりこむ感じのゲームが多いPS5 リモートでプレイする需要はあるのだろうか
ここで、1つの疑問が浮上する。PlayStation 5というと、あの大きな筐体からも察しがつくように、多くの情報を処理する必要があるゲーム、つまり凝った内容のゲームを遊ぶ機種というイメージがある。それこそ、ヘビーユーザーがゲーマー専用みたいな椅子に座り、高品質なヘッドフォンを装着して部屋にこもって何時間もプレイするようなゲームを対象にしているのがPlayStation 5というイメージ。そういう、やりこむ類いのゲームをリモートプレイするのだろうか。
勝手な推測だが、2011年に発売した携帯ゲーム機vitaのリベンジだろうか。1,600万台の販売数にとどまり2019年に発売を終了。SIEは携帯ゲーム機市場から完全に撤退したとされた。Project Qは完全な携帯ゲーム機ではないが、市場で一強のニンテンドースイッチに一石を投じる構えだろうか。
ニンテンドーは、小中学生の子どもが公園などで集まって遊んでいるのを見かけることがあるが、ヘビーユーザー向けのProject Qなので、大人が集まって野外でプレイするといったスタイルなのだろうか。屋外のWi-Fi環境が日本より整っている欧米なら、噴水のある芝生に寝転んで友人たちと集まってプレイするといった姿は想像できなくもないかも。フォートナイトみたいに野外が舞台のゲームなら、緑の香りを感じながら風に吹かれて、よりそのゲーム感を味わえる? ツイッターでも騒がれているように、没入してやりこむ感じのゲームをリモートでする需要があるのか、今後の世間の反応を注視したい。
参照元:【Wikipedia】
※サムネイル画像は(Image:「PlayStation」Youtubeより引用)
文・ オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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