6位千葉、監督交代で体制立て直しに期待
昨2021/22シーズンと比較して順位を2つ落としているのは、現在6位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースだ。昨シーズンは勝ち点34で4位の成績を残しており、同3位の東京NBと横並びで好調な記録だった。しかし今シーズン現在までの19試合中勝ち取ったのは4試合のみ。引き分け試合数は全11クラブの中でトップとなっている。勝敗がつかない終わり方は最も歯痒く、選手たちの悔しさは想像に難くない。
そんな成績不振を受けて、2023年1月、猿澤真治監督がシーズン途中で退任。三上尚子新監督が指揮を取って以降、少しずつ順位を上げてきた。女性監督だけに選手の悩み相談やプレーに集中するための環境づくりなど、多方面にみられる細かなサポートで周囲からの期待も大きい。三上監督と共に少しでも順位を上げてシーズンを終えられるよう、また次シーズンの立て直しにも期待したいところだ。
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WEリーグ2代目MVPは誰の手に?
最後まで目が離せない2022/23シーズンのWEリーグ。6月10日最終節の5試合(大宮VS仙台、埼玉VS浦和、相模原VS広島、長野VS神戸、新潟VS東京NB)を終えると、優勝クラブや各種個人賞などを授与する表彰式が開催される。
6月12日16時から「2022-23 WEリーグアウォーズ」として式典が行われ、その模様はWEリーグ公式YouTubeチャンネルにて一般公開(ライブ配信)される予定だ。日本国内のファンを含め、世界中からアクセスし映像を見ることができる。ユニフォームではないフォーマルな装いの選手たちを見られるのも見どころのひとつだろう。
昨シーズンの最優秀選手賞(MVP)は、優勝したINAC神戸のGK山下杏也加が受賞。初代MVPにゴールキーパーが選出されるという大方の想像を超えた受賞に対し、山下は驚きと喜びを全身で表し、満面の笑顔でトロフィーを受け取った。
今シーズンは、ベストイレブンを含め一体どの選手がMVPを手にするのか。得点ランキングでは現在、東京NBのFW植木理子が14ゴールで首位を走る。INAC神戸のFW田中美南が11ゴール、浦和のFW菅澤優衣香が9ゴールでそれに続く。まだまだ熾烈な残り2試合と、走り切ったWEリーガーたちの栄光を皆で見届けよう!
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