みなさんこんにちは!歴旅ライターまえてぃです。今回は西表島から水牛に揺られて約10分!由布島の魅力をご紹介します。水牛に揺られる!?え、日本でそんな体験ができるの、と思われそうですが、本当にできるんです。西表島に行った際はぜひこの由布島にも足を伸ばしてみてください。それでは早速いってみましょう。
※新型コロナウイルス感染拡大防止による営業時間の変更や展示など、訪れる際は最新の情報を確認してください
由布島へのアクセス
由布島へは西表島から行くことができますが、西表島へは石垣島から行くことができますので、まずは石垣島を目指しましょう。
☆石垣島から西表島へ:石垣離島ターミナルより西表島(大原港)行きに乗船
☆港からバス(由布水牛車乗り場)で約15分
☆由布水牛車乗り場から徒歩または水牛車で海を渡ります
由布島 基本情報
- 住所: 〒907-1432 沖縄県八重山郡竹富町古見
- 開館時間:9:30~16:00(入園〆切15:15) ※潮の高さにより変更される場合があります
- 休館日:年中無休(台風や強風の際は休園になる場合があります)
- 料金:往復水牛車&入園料 大人2,000円 小人(小学生)1,000円、徒歩&入園料 大人700円 小人(小学生)350円 ※小学生未満は無料です
- チケットの買い方:チケット売り場は由布島にありますので、島を渡ってから支払う形になっています
由布島とは
由布島はもともとは無人島でした。人が住み始めたのは竹富島、黒島の季節農家が西表島での水田を耕作する際に、当時西表島で流行していた病気「マラリア」にかからないため、蚊のいない由布島に仮住まいの家を建てて住み始めたというのが始まりだと言われています。
終戦後、竹富島や黒島から通っていた移住者が由布島を開拓し、農業が活性化します。そのことから仮住まいから定住者が増え、集落ができ、小学校ができるようになりました。マラリアが終息後は新たな産業としてパイナップルやサトウキビが増え、島は活性化し、経済的にも豊かになっていきました。そのことから島民たちは各世帯で水牛を持つようになっていったそうです。当時は水牛2頭で家が建つと言われるほど高価だった水牛が各世帯で持てるというんですから、その豊かさは圧巻です。
しかし、昭和44年、大型台風により甚大な被害を受けることになった由布島の住民は、台風の不安から由布島を離れる決意をしました。その多くが西表島に移住しました。しかし、由布島に残った1人のおじぃが「南国の楽園」の実現を目指し、10年間に渡りヤシを植え続け、今の由布島に繋がっています。そんな人間ドラマがある場所が、ここ由布島です。