熊本・人吉の老舗旅館「人吉温泉 鍋屋本館」が、屋号を「人吉温泉 鍋屋」に変更し、6月2日(金)にグランドオープンする。江戸時代から続く老舗である同旅館のリニューアルに合わせ、極上の湯を堪能しに足を運んでほしい。
創業1829年の長い歴史を持つ「人吉温泉 鍋屋」
1829年創業の同旅館は江戸時代から続く老舗湯宿として、これまでに皇室をはじめ多くの文化人や著名人たちを迎えてきた。そして2020年に発生した熊本豪雨災害から3年。人吉・球磨地方を象徴する湯宿を目指し、全面復旧とともに今回のリニューアルオープンに至った。
同旅館の新たなコンセプトは「三日月城の懐、悠久の時が育んだ心づくしはそのままに、時の流れと共にしなやかに進化する湯宿」。和と洋が融合したデザインの館内は、施設内すべてのスペースから人吉の美しい風景が一望できる。
お盆時期に開催される人吉花火大会では、同旅館の真正面から上がる花火を全客室から楽しめるのも嬉しい。
客室はスイートとセミスイート
客室は人吉球磨地方で咲く花の名前を冠した3室のスイートと、地域でよく見られる鳥の名前を冠したセミスイートが5室、さらにスーペリアルーム1室を有する。ナチュラルモダンなインテリアの中でくつろげる全客室からは、人吉城跡や球磨川の景色を楽しめる。
最上階のスイートルーム「SAKURA」は、86.4平米という驚きの広さを誇る。また、一年中利用できるインフィニティプールは夏は冷水、それ以外の季節は温泉で楽しめる。部屋の浴室にも信楽焼の浴槽や檜風呂、イタリア製バスタブなどが付いているため、訪れるたびに異なる表情が楽しめるだろう。
イノベーティブ・キュイジーヌが楽しめるレストラン「CRESCENT」
三日月を意味する名前が付けられた同旅館内のレストラン「CRESCENT(クレセント)」は、大きな窓やテラス席から人吉城跡や球磨川を見下ろせる開放感のある空間が特徴。川の流れを見ながらゆったりと食事を楽しめるテラス席もおすすめだ。
提供される料理は、フレンチが基調でありながらジャンルにとらわれないイノベーティブ・キュイジーヌ。球磨川でとれる鮎やたもぎ茸、きくらげ、山菜といった地元や九州の食材を中心に使用し、斬新な一皿へと仕上げる。
人吉城跡と球磨川を見渡せる大浴場
東館の最上階に位置する大浴場からは、人吉城跡と球磨川が一望できる。「美人の湯」とも呼ばれる人吉球磨温泉郷の湯はやわらかく、かつての武将たちも戦の怪我や疲れを癒したという。
装いも新たに生まれ変わった「人吉温泉 鍋屋」で、日々の疲れを癒やしてはいかがだろうか。
人吉温泉 鍋屋
所在地:熊本県人吉市九日町22-2
オープン日:6月2日(金)
(kyoko.)