年に4日間だけ観測できる自然と都市が織りなすスペクタクル「マンハッタンヘンジ」(Manhattanhenge)。AccuWeatherの発表によると、今年の初日はメモリアルデー(5/29)に重なる。

マンハッタンヘンジとは、マンハッタンの西側のビル群の間に太陽が真っ直ぐに沈む様子を観測できる、碁盤目状につくられた街ならではの現象。東西へと真っ直ぐに伸びる道路に真っ赤な夕日が差し込む光景は、神秘的で感動さえ覚える。

名付け親は、天体物理学者のニール・ドグラス・タイソン(Neil deGrasse Tyson)氏で、1997に雑誌「ナチュラル・ヒストリー」で紹介した。お察しの方も多いと思うが、英国で夏至に見られる「ストーンヘンジ」(祭壇石とその他の石の直線上に太陽が昇る)にちなんで命名された。

観測できるのは、年に4回とされていている。曇空に遮られてしまうことも多く、完璧な姿を捉えることはなかなか難しいが、この日は多くの人々が街へと繰り出し、カメラを構えるため、道路は大混雑する。

最もフォトジェニックなスポットは、42ストリートの最も東側(Tudor Cityの橋の上)。カメラマンが早くから陣取ってしまうため、気合を入れて挑む必要がある。