DF:登里享平(川崎フロンターレ)

直近は2連敗、上位勢を追いかける上でこれ以上の連敗は避けたい今第15節の川崎フロンターレ。そんな状況で迎えた柏レイソル戦では2-0と完勝した。複数の側面で存在感を示していたのがDF登里享平だ。1点リードで迎えた前半終了間際、MF脇坂泰斗の落としに素早く反応し、矢のような鋭いシュートでゴールを奪ってチームにさらなる勢いをもたらした。ところがゴール後、セレブレーションの影響か左肩を負傷。状態が心配される中、なんとそのまま後半も戦い抜いた。ベテランの意地ともいえる試合への執着ぶりで、次節以降のチームも必ずや勢いづくことだろう。


名古屋グランパス MF米本拓司 写真:Getty Images

MF:米本拓司(名古屋グランパス)

今季ここまで、J1リーグで圧倒的な攻撃力を誇る北海道コンサドーレ札幌と対戦した今第15節の名古屋グランパス(2-1)。ボールを握られる時間も長い中、MF米本拓司の集中力と守備能力の高さは、札幌攻撃陣を大いに苦しめたことだろう。ずば抜けた危機察知能力の高さから、シュートブロックでピンチを防ぎ、中央からサイドまで素早くカバーする守備範囲の広さも見せ、矛盾対決を制する立役者となった。

セレッソ大阪 MFジョルディ・クルークス 写真:Getty Images

MF:ジョルディ・クルークス(セレッソ大阪)

3連勝を狙うセレッソ大阪は、同じく2連勝で波に乗る横浜FCと対戦。結果は2-0と大阪が連勝数を伸ばすことに成功した。そんな好調同士の1戦において、再三にわたり右サイドからのチャンスメイクで貢献していたのがMFジョルディ・クルークスだ。得点にこそ結びつかなかったが、クロスや突破で攻撃を活性化させ、入っていれば芸術的なゴールとなり得たカウンター攻撃でポスト直撃弾を放つなど、自身の攻撃能力を大いに発揮した。


川崎フロンターレ MF脇坂泰斗 写真:Getty Images

MF:脇坂泰斗(川崎フロンターレ)

3連勝の後2連敗と波に乗り切れない2023シーズンの川崎フロンターレ。首位を追う上でこれ以上の連敗は許されない中、今第15節では柏レイソルを相手に2-0と完勝し次節のヴィッセル神戸戦へ弾みをつけた。川崎のパスワークが光ったこの試合、中心に居たのはやはりMF脇坂泰斗だった。序盤から左右両サイドで素早くゴールに迫るパスワークに絡み、自身も速さと鋭さの光る中央突破を見せるなど攻撃を牽引。2点目のアシストもマークし、完勝の立役者となった。


セレッソ大阪 MF香川真司 写真:Getty Images