清水エスパルスは今月26日、夏季限定の特別ユニフォームを発表。しかしクラブカラーであるオレンジを採用しなかったこともあり、一部サポーターが反発。28日開催の明治安田生命J2リーグ第18節ツエーゲン金沢戦後に抗議の横断幕が掲出されているが、横断幕掲出に対する疑問の声も沸き起こっている。
清水は今年7~9月のホームゲーム3試合で「2023LIMITED UNIFORM」を着用。公式サイトでは、デザインのコンセプトについて「エスパルスのオフィシャルカラーのひとつである『エスパルスエメラルドグリーン』を初めて採用した限定カラーのユニフォーム」と説明。
「PUMA グローバルコンセプトである『CELEBRATING THE ROOTS』に基づきデザインされたシーズンレギュラーユニフォームの世界地図をピックアップし、これを爽やかなエスパルスエメラルドグリーンの上に、スプレーで描いたようにボカして配置することで、これまでのエスパルスのユニフォームでは珍しい、シンプルでストリート感のあるデザインとして表現しました。また、ユニフォームのフロント左裾には、清水サッカーの原点・清水エスパルス誕生のきっかけともいえる『清水FC』の創設55 周年を記念したロゴをあしらい、清水サッカーの歴史へのリスペクトと特別感を表現しました」としている。
特別ユニフォームのデザインを巡っては、「さわやかでいいね!」「新鮮だな」という前向きなメッセージがある一方で反対意見も噴出。ホームのIAIスタジアム日本平で行われた金沢戦後には、ホームゴール裏に「日本平を染めるのはいつだってオレンジ」「さぁ行こう“オレンジ戦士”?」「日本平は壁や座席もオレンジなのに」「清水FCにリスペクトなら青では?」といった横断幕が掲出されている。
複数の横断幕が掲出されているゴール裏の様子は、ツイッター上で拡散。クラブへの抗議に賛成する声もあるが、「弾幕出すと総意に見えるから個人的にやってくれ」「一部のコアサポの意見にしかすぎないのでは…」「たかが数試合でエスパルスのシンボルが失われるわけじゃないのに、くだらない批判」といった声も上がっている。
なお清水は金沢戦で3-0と勝利。ゼ・リカルドから秋葉忠宏への監督交代後に復調し、7勝7分4敗と首位FC町田ゼルビアから勝ち点11差の6位につけている。