収穫や土の準備も「雷鳥」シリーズが担当
テムザックは今後、米粉用稲作から米粉の流通まで一気通貫で行える省力化農業を確立することを計画しています。
なお、WORKROID農業での耕起(土の準備)や稲の収穫については、「雷鳥2号改」と「雷鳥2号」がそれぞれの作業を担当する予定とのこと。
株式会社テムザック 代表・髙本 陽一氏のコメント
スマート農業(=ロボット技術やICTを活用し、超省力・高品質生産を実現する新たな農業)が全国で進められていますが、その大半は既存の農業スキームのスマート化、収量最大化に重点が置かれているのに対し、“WORKROID農業”は、いかに手間をかけずに広範囲(耕作放棄地)で農作物を生産できるかに重点を置いて取り組みます。
国内の耕作放棄地は約42万ヘクタールあり、高齢化・労働力不足等に伴い年々増加を続けています。耕作放棄地となれば収穫量は「ゼロ」になりますが、省力化・低コスト化を徹底したワークロイド農業によって、従来の収穫量に対して7割でも確保できれば、意味のある事だと考えています。
日本の農業人口は、今後さらに高齢化することが見込まれています。多くの作業を省力化する「雷鳥」シリーズやWORKROID農業のようなソリューションは、今後さらに重要になっていくのではないでしょうか。
公式サイト:https://www.tmsuk.co.jp/
(文・S.Inosita)