本間至恩(写真左) 写真:Getty Images

 かつてアルビレックス新潟でプレーしていたMF本間至恩が今月28日、クラブ・ブルッヘのトップチームでデビュー。新潟元代表取締役社長の是永大輔氏によるSNS投稿が話題を呼んでいるほか、ベルギー1部リーグ戦での幻のゴールにも注目が集まっている。

 本間は昨年7月に新潟からクラブ・ブルッヘのセカンドチームであるクラブNXTへ完全移籍。2022/23シーズンはベルギー2部リーグで17試合に先発出場し、4ゴール4アシストと結果を残していた。

 一方、トップチームはベルギー1部リーグのレギュラーシーズンを4位で終了。上位4クラブによる優勝プレーオフへ進出したが、プレーオフ4試合を終えて1勝3敗。今季を4位で終えることが確定した中、28日にKRCヘンクと対戦している。

 この一戦を前に、是永氏は自身のツイッターアカウントを更新。「全アルビ民へ」と切り出すと、「繰り返すようだが、今晩のクラブ・ブルッヘの試合は(言葉は悪いが)消化試合、かつ同ポジションの10番、オランダ代表のラングがいない。来季へ向けてのトライアルという意味合いもある。我らが本間至恩の出場の可能性はかなり高い!刮目せよ!」と投稿。

 すると本間は89分から出場し、トップチームでデビュー。後半アディショナルタイムの90+4分には左サイドをえぐり、ゴール前へパス。自身のプレーからダメ押しゴールを演出したかと思われたが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末にオフサイドがあったとしてゴールは取り消された。

 クラブ・ブルッヘは来月5日、日本代表DF町田浩樹擁するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)と対戦する。消化試合であるだけに、本間と町田の日本人対決が実現するか注目が集まる。