ChatGPTのユースケース
さまざまな目的で利用できるChatGPTですが、具体的なユースケースの一部を紹介します。
文章の要約
ChatGPTのユースケースは多くありますが、そのなかでもとくに文章の要約に適しています。ChatGPTは、長いテキストを短く簡潔に要約できます。これは、学術論文、ニュース記事、法律文書など、さまざまな種類のテキストで役立ちます。
たとえば、ChatGPTを使用して学術論文を要約したい場合、要約したい論文のテキストをChatGPTに渡すだけです。ChatGPTは、論文の要点を理解し、短く簡潔な要約を生成します。
Excelの関数作成
ChatGPTは、Excelの関数の作成にも使用できます。新しいExcelの関数作成はもちろん、既存のExcel関数のカスタマイズ、データの集計や分析を行うためのExcelの関数の作成、Excelの関数を使用してデータのパターンを特定などが可能。
データ集計などの際、関数そのものを知らなくても、ChatGPTに関数でどのような結果を出したいのか相談すれば、案を出力してくれます。
プログラミング
ChatGPTは、プログラミングに役立ちます。例えば、ユーザーがプログラミングの課題や問題、アイデアや要望などを入力する場合、ChatGPTはそれらに対応したコードやアルゴリズムを生成してくれます。初心者でも簡単なアプリケーションなどを作成することが可能で、もちろん専門的な会話もできます。
アイデア出し
ChatGPTはアイデア出しのアシスタントとしても有能。ユーザーがビジネスやプロジェクト、趣味や創作などの分野についてアイデアを求める場合、ChatGPTはそれらに対応したアイデアや提案を生成します。
たとえば、新しい製品やサービスのアイデア、マーケティング戦略のアイデア出しなど、ビジネスにも広く活用可能です。
勉強のサポート
ChatGPTについて、すでにSNSでは子どもの学習や英会話学習などに役立てているといった声が多く上がっています。
テストの出題範囲を学習させた上で、ランダムに問題を出してもらったり、ChatGPTを「先生」に見立てて学習範囲を教えてもらうことも可能。分からない問題は具体的に解説してもらうこともできます。
ChatGPTが社会に与える影響と政府、大学の見解
デジタル庁の見解
デジタル相の河野太郎氏は、具体的なスケジュールは未定ではあるものの、デジタル庁として「ChatGPT」を行政手続きで活用することを検討する意向を示しています。オープンAIは最新の言語モデル「GPT-4」が税控除額の計算を容易にすることを発表し、河野氏はこれを受けて行政の効率化ができるよう、国税電子申告・納税システム「e-Tax」にGPT-4を導入する考えを表明しました。
参考元:産経新聞
東京大学の見解
東京大学の太田邦史理事・副学長は、学内に向けて発表した文書のなかで、生成系AIの問題点を認識しつつも、利用禁止ではなく、「良い利用法や新技術、新しい法制度や社会・経済システムなどを見いだしていくべきだ」と指摘しています。
参考元:日経クロステック
武蔵野美術大学の見解
武蔵野美術大学の樺山祐和学長は、生成系人工知能(生成AI)の新技術を柔軟に活用し、また危惧される側面にも十分に配慮し、制作や研究に真摯に向き合ってもらいたいとのメッセージを発表しています。また大学の見解として、レポートや論文に、生成AIの回答をそのまま用いて提出すること、「自分の作品(自作)」として提出することを禁止としています。
参考元:武蔵野美術大学
まとめ
今回はChatGPTとは、いったい何なのか、どのようなことができるのかについて、具体的な例を提示して解説しました。ChatGPTは、誰にとっても使いやすいシンプルなチャットインターフェースで、会話をするように高度なアウトプットを生成できます。問題点も指摘されていますが、柔軟に活用することで、ビジネスやプログラミング、アイディアだしや勉強のサポートまで、アシスタントとして様々なシーンで大いに役立つでしょう。
※サムネイル画像(Image:Tada Images / Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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