インクの垂れるさま(ドリップ)をモチーフに唯一無二のスタイルを築く、アートサプライ「KRINK(クリンク)」の創業者であるCraig Costello(クレイグ・コステロ)氏が日本で初の個展「NEW WORK」を開催。

6月3日(土)から7月5日(水)までの期間、伊勢丹新宿店にて同氏の作品を目にできる。

Craig Costello Untitled, 2023 Acrylic on paper 62.00cm x 45.72 cm

Craig Costello Untitled, 2023 Acrylic on paper 62.00cm x 45.72 cm

不思議なバランスで観客を魅了するコステロ作品

クレイグ・コステロ氏は現在、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動しているアーティスト。

同氏は写真、ペイント、サイトスペシフィック・インスタレーションといった手法で作品を制作。これまで、Palais De Tokyo、Les Abattoirs、Deitch Projects、Museum of Contemporary Artなどのギャラリーや美術館で展覧会を開催してきた。

Craig Costello Untitled, 2023 Acrylic on paper 62.00cm x 45.72 cm

Craig Costello Untitled, 2023 Acrylic on paper 62.00cm x 45.72 cm

コステロ氏は自身の作品において、コントロール(制御)とアンコントローラブル(制御不能)の相互作用についてフォーカス。見る人がダイナミックな感覚を感じとれるように、「注ぐ」「スプレーする」「ドリップする」といったさまざまな技法を用いている。

Craig Costello Untitled, 2023 Acrylic on Canvas 182.88 cm x 121.92 cm

Craig Costello Untitled, 2023 Acrylic on Canvas 182.88 cm x 121.92 cm

コステロ氏の動きが作品の展開を意図的に導く一方で、絵具やインクが自由に飛び散り、滴り落ちることで、有機的で予測不可能な形を作り出し、作品自体に命が吹き込まれる。

Craig Costello Untitled, 2023 Acrylic on Canvas 182.88 cm x 121.92 cm

Craig Costello Untitled, 2023 Acrylic on Canvas 182.88 cm x 121.92 cm

今回の個展「NEW WORK」でも、そんな作品を顕著に見られるだろう。

多種多様な作品を販売、ペイント用のツールも!

同展では、大型キャンバス作品7点に加えて、2種類のぺーパー作品58点を展示・販売。

また、ペイントに使用されるツールもあわせて販売する。一番人気のK-60ペイントマーカーは先端がスポンジ仕様で顔料インクを使用しており、ゆっくりとキレイに流れるドリップが特徴。自宅でドリップアートを楽しみたい人におすすめだ。

会期に合わせ、6月27日(火)までの期間は新宿通り2面でウィンドーディスプレイも行われている。コステロ氏の有機的なジオメトリック作品による、“完全と不完全のバランス”を楽しみたい。

GRAIG COSTELLO / KRINK NEW WORK
会期:6月3日(土)~7月5日(水)
会場:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
所在地:東京都新宿区新宿3-14-1

(IKKI)

※イベントの内容は、都合により変更または中止となる場合がある
※商品情報は予告なく改訂・変更となる場合がある