マントンまで遠出。もうここは、ほぼイタリア。耳に入ってくる言葉も、イタリア語が優勢。太陽もニースより強烈。
ボンジュー、ジャン・コクトー。まずは、市庁舎の結婚の間。くるたびに、マントンの人たちいいなぁ、って思う。
正面の絵だけでなく、向かって右側はとても人間くさい物語があり、向かって左側はオルフェとユリディス物語。天井、そして奥の壁もじっくり。誰もいない広間。一人ゆっくり、コクトーを堪能。
市庁舎のコクトーを独り占めで満喫した後は、ジャン・コクトー美術館へ。海辺の要塞美術館は、石造の小さな空間。細い窓越しに見る海が好き(アンティーブのピカソ美術館も同じ雰囲気)。
漁師と娘の連作が目玉なのだけれど、数年前から修復に出ていて飾っていないそう。残念。

市庁舎作品のエスキス。オルフェや、振られた娘とお兄さん。

「どれか一つもらえるなら」は、この可愛らしいアルルカン。