イタリア・ピエモンテ州ニッツァ・モンフェッラート村の生産者Frasca(フラスカ)の正規代理店フィラディスが、バルベーラ最高峰のBarbera d’Astiの中でも特に高品質なエリア、Nizza(ニッツァ)の生産者のワイン5種の独占販売を開始した。
これまでにない味わいが魅力の、ニッツァの新星Frascaのプレミアムワインが楽しめる。
ニッツァ地区でのバルベーラ造りが実現
バルベーラの原産地であり、同時に最高峰のアペラシオンとされているのがBarbera d’Asti(バルベーラ・ダスティ)だ。その中でも特にNizza(ニッツァ)地区で作られるバルベーラは、古くから定評がある。
オーナーはイタリア系アメリカ人起業家のカーティス・フラスカ氏。ニッツァのバルベーラに出会ってその繊細なエレガンスとテロワールを如実に映し出すスタイルに心奪われ、いつかこの地で自らワインを造りたいと考えていたという。
それが実現できたのはこのAsti地方の出身であり、ブルーノ・ジャコーザやG.D.ヴァイラといった錚々たる偉大なワイナリーで修業をした、若手醸造家マッテオ氏との出会いのおかげ。
彼はワイナリーの立ち上げから携わり、彼を中心としたチームを作り上げてきたことで、設立当初からその経験と知識を最大限に生かしたワイン造りを行っている。
Frascaワイナリーの繊細なエレガンスとテロワール
標高180mのニッツァ・モンフェッラートにある北西向きの1haの畑のブドウを使用。アルネイズを植えている畑には砂の深い層があり、酸とミネラルを与えている。そのアルネイズから熟した柑橘系のフルーティなアロマを、リースリングからはフレッシュさとオイリーさを享受しており、バランスの取れた素直に美味しいと楽しめる白ワインだ。
標高190mのアリアーノ・テルメにある南西向きの1haの畑のブドウを使用。赤いフルーツのキャンディー、バラの香りに心地よい甘やかなスパイスのヒント。口当たりはフレッシュで優しいタンニンを感じ、バランスが良く軽やかな赤いフルーツのフレーバーが広がる。
標高170mのモアスカにある1.2haの東向きの畑のブドウを使用。チェリーやフランボワーズなどの赤い果実のアロマに、非常に複雑なスパイスのニュアンス。美しくしなやかなテクスチャーでありながらしっかりとしたタンニンも感じることができる。
標高150-210mのモアスカ、ニッツァ・モンフェッラート、アリアーノ・テルメにある畑のブドウのブレンド。プルーンやチェリーの豊かな果実に、スミレやシナモン、カカオのヒント。大らかでしっかりとした骨格を持ち、凝縮度が高く、豊かで柔らかいタンニンがある。
標高170-220mにある2.5haの畑からのブドウを使用。香りは非常に複雑で、小さい粒の赤系果実が素朴に香り、スパイスやバルサミコ、甘草のニュアンスが顔を覗かせる。味わいは非常に丸みを帯びており、フレッシュさとともに心地よいタンニンが広がる。
ワイナリー設立からまだ間もないにも関わらず「実にエレガントで透明感のあるアロマがあり、なめらかでジューシーな余韻を持つ」とワイン愛好家や評論家からの高い評価を受け、今後の発展が期待されるFrasca。そのワインの魅力と多様性を堪能してほしい。
フィラディス社 ホームページ
(akihiro takeji)