ティファニー NY本店 ランドマーク

ニューヨークの5番街に嬉しいニュース。2019年から大規模なリノベーションが行われていた57ストリートと5アベニューにあるティファニー本店が、28日にオープンしました。

旗艦店は、「ランドマーク」(The Landmark)と名付けられ、1837年創業の高級宝飾ブランドのレガシーと、新たなカルチャーを体験できるスペースとなっています。

建物は1940年に5番街に移転して以来、初めての全面改装。デザインは、建築家のピーター・マリノ氏がインテリア・アーキテクチャーを、重松象平氏がパートナーを務める建築事務所OMA NYが、建物の主要部分のリノベーションや、屋上部分の増築などを手がけました。

ティファニー リニューアルオープン
屋上部分にガラス張りの3フロアを増築 ©MashupReporter

アトラス像が時計を掲げる「アトラスクロック」もリニューアルされ、文字盤がゴールドになった「ティファニークロック」が設置されました。

ティファニークロック
©MashupReporter

正面左のショーウィンドウでは、映画『ティファニーで朝食を』のクリップを放映。オードリー・ヘップバーン扮するホリーが佇んでいた同じ場所で、あの有名なオープニングシーンを見ることができます。ヘンリー・マンシーニの「ムーンリバー」をバックに、クロワッサンを頬張るオードリーと向かい合うと、60年代にタイムスリップしたような気分に。

明るく開放的になった店内。側面のディスプレイでは、エンパイアステートビルディングやセントラルパークなど、ニューヨークのアイコニックな風景が広がります。寄木細工のフローリングは、オリジナルの店舗にインスパイアされたデザインだそう。天井には、ダイヤモンドのカットをイメージした光のインスタレーションが備え付けられています。

ティファニー リニューアルオープン
©MashupReporter