トランプだけではなく、最近出馬表明をしたデサンティスもメキシコに軍事介入する必要性に言及しており、その他の候補も同様の発言をしています。

デサンティスは、自分が大統領になったら、米軍を使ってメキシコの麻薬カルテルを追撃すると言っている。

ティム・スコットは、2024年の共和党候補として、麻薬カルテルに対する軍事行動(法執行だけでなく)を公約に掲げています。

“世界一の軍隊にテロリストと戦わせる” – それこそが彼らの正体なのだから。”

デサンティスはメキシコに軍事介入するだけではなく、トランプが完成できなかったメキシコ国境の壁も完成させることを公約にしています。

デサンティス氏、当選したら壁の完成を公約に掲げる

メキシコの治安の悪化などに伴い、アメリカとの国境には大量の移民が押し寄せています。そのような背景もあり、米国人の7割近くが強固な国境管理政策を求めています。

新しい世論調査によると、ホワイトハウスとメディアは、米国社会に流入する移民の数をうまく隠している。つまり、10人中7人は、その数を知らされると国境の強化を望むのである。

メキシコの状況、国境問題に注目が集まれば、米国で早くから厳格な移民対策や、国境管理政策の必要性を指摘していたトランプにとっては再選に向けた追い風となるのかもしれません。

トランプ前大統領とデサンティス氏