スイス発のファッションブランド「Akris(アクリス)」が、アートメディア「ARTnews JAPAN」とコラボレーション。

国内外で活躍する若手アート・プロデューサーの山下有佳子氏をキュレーターとして迎えたエキシビション「Reimagining the Values」を、東京・内幸町にある帝国ホテルプラザ1階「アクリス サロン」にて3回にわたって開催する。

6月11日(日)まで開催中の第1回「Rebirth Reverse Construction」では、アクリスの哲学でもある「Construction/構築」をテーマに、4組のアーティストによる作品を紹介する。

デタニコ・レイン「Lunar Maria」(2018)

デタニコ・レイン「Lunar Maria」(2018)

コラボエキシビション「Reimagining the Values」を開催

今年、創業100周年を迎えたファッションブランド「アクリス」。その歴史は、創業者のアリス・クリームラー=ショッホ氏が地元の女性達のためにエプロンを作ったところから始まった。

以来、アクリスは世界中の「目的を持つ女性たち(Woman with Purpose)」をサポート。

さらに現クリエイティブディレクターのアルベルト・クリームラー氏は、アートや建築に造詣が深く、これまで、トーマス・ルフ氏やカルメン・ヘレラ氏、藤本壮介氏など、世界で活躍するアーティストや建築家とコラボレーションし、コレクションを発表してきた。

今回アクリスは、1902年にアメリカで創刊したアートメディア『ARTnews』の日本版である「ARTnews JAPAN」とコラボレーション。アクリスの哲学を体現するエキシビション「Reimagining the Values」を3回にわたり開催する。

第1回は「Construction/構築」をテーマに作品を展示

アクリスのクリエイティブディレクターであるクリームラー氏は、「ファッションとは、身にまとったとき自分を最高だと感じられるような“構築”である」と考えた。

そこで第1回目のエキシビジョンでは、アクリスのキーエレメントの1つでもある「Construction/構築」をテーマに、「Rebirth Reverse Construction(再生・逆再生・構築)」というタイトルのもと、パリを拠点に活動するブラジル人アーティストデュオ、デタニコ・レイン、日本を代表するコンセプチュアル・アーティストの河原温氏、若手アーティストの細井美裕氏、関根ひかり氏の作品を紹介する。

河原温「One Million Years」(1999)個人蔵(private collection)

河原温「One Million Years」(1999)個人蔵(private collection)

細井美裕「Lenna」(2019)

細井美裕「Lenna」(2019)

関根ひかり「文字の種」(2020)

関根ひかり「文字の種」(2020)

アート・プロデューサーを務める山下有佳子氏

同展のアート・プロデューサーを務める山下有佳子氏は、1988年京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、ロンドンのサザビーズ・インスティチュート・オブ・アートにてアート・ビジネス修士課程を修了。

サザビーズジャパンにて現代美術担当を務めた後、2017年から2022年までアートギャラリー「THE CLUB」マネージングディレクターに。

2022年より「Art Collaboration Kyoto」プログラムディレクターを務め、京都市成長戦略推進アドバイザー(アート市場活性化担当)就任。京都芸術大学の客員教授も務める。

アクリスと『ARTnews JAPAN』が新たな切り口から届ける展示を鑑賞し、感性を高めてみては。

アートエキシビション by Akris x ARTnews JAPAN
Reimagining the Values Vol. 1
「Rebirth Reverse Construction」

会期:開催中〜6月11日(日)
会場:アクリス サロン
所在地:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ1階
営業時間:11時〜17時
定休日:不定休

(IKKI)

※内容は予告なく変更となる場合がある