サクラを思わせる濃いピンク色をした花が絨毯のよう咲く、そんな芝桜。
小さな花が地面一面に肩を寄せ合って咲糞の姿がかわいらしいこの花。
そしてその姿が、芝桜の花言葉の由来になっています。
ここでは、この芝桜の特徴や花言葉について解説します!
芝桜とは

まずは、芝桜がどのような花なのか、その特徴や開花時期について見ていきましょう。
特徴
芝桜は、ハナシノブ科の多年草です。
小さな花なので儚い感じもしますが、実際は真逆。
強い生命力を有する花となっています。
枝分かれを活発に行い、地面を覆いつくすほどに広がっていくのです。
また常緑で、暑さや寒さそして乾燥にも強いです。
この特徴から、芝生として植えられることも少なくありません。
ちなみに花の色は桜という名前が入っていますがピンク系統だけではありません。
他にも赤・薄紫・白・青などの花を咲かせる芝桜があります。
開花時期
芝桜の開花時期は、4~5月です。
桜と同じ時期に似た花を咲かせるところから、場所によっては桜と芝桜のコラボレーションが見られることもあります。
原産
原産地は、北アメリカ大陸といわれています。
東部だといわれる事もあれば、真逆の西部だと言われることもあります。
花の名前の由来
芝桜という名前は、多年草で茎を寝かせたまま広がる様子が芝を思わせること、そしてその端が桜を連想させる姿であることから来ています。
その英名は、“Moss phlox”です。
ギリシア語で炎を意味する“Phlogos”という言葉が由来だといわれています。
花の花言葉

ここからは、芝桜の花言葉についてご紹介します。
芝桜の花には、いくつかの色がありますが、その色によって花言葉も違ってきます。
全般的な意味の花言葉
芝桜全般の花言葉は、「合意」「一致」「臆病な心」です。
芝桜は一面に広がって、たくさんの花を咲かせます。
その密集して花を咲かせる様子から来た花言葉になりました。
もう一つの「臆病な心」というのは、小さな花が肩を寄せ合って咲いている様子から来ているとされます。
色による花言葉
色によってそれぞれの花言葉が用意されています。
ここでは、青や白・濃いピンク・淡いピンクの3つに分けてみていきますね。
青や白い芝桜
青や白の芝桜の花言葉は、「燃える恋」「煌めく恋」。
小さな体を寄せ合っている印象のある芝桜からイメージできない情熱的な花言葉です。
この花言葉の由来は英名から。
英名のMoss phloxは、ギリシア語で炎を意味するphlogosが由来なことは前述の通り。
その姿から、静かに燃える炎が連想された事から付けられた花言葉です。
濃いピンクの芝桜
濃いピンクの芝桜の花言葉は「私を拒否しないで」。
ピンクは可愛らしいけれども、濃すぎるとちょっと派手で苦手という人もいますよね。
そこから「派手かもしれないけれども受け入れてね」という意味になりました。
なんだか・・・ちょっと重い花言葉ですね。
淡いピンクの芝桜
同じピンクでも淡いトーンの芝桜になると、「臆病な心」という花言葉に。
全体の花言葉にも「臆病な心」はありましたが、淡いピンクは特にこの花言葉が前面に出ているようです。