【車中泊で日本一周中】郷土グルメは地元スーパーで完結!
旅の楽しみは訪れる土地で頂くグルメが1番という人が多いのではないでしょうか。
私も食べることと呑むことが大好きなので、車中泊旅では郷土料理やその土地のものを食すようにしています。
自分自身の旅データを見ると、外食が一番多かった月で11回、一番少なかった月で3回でした。
ひと月の食事回数が90回(1日3食30日)と仮定すると外食する率は平均10%以下です。
では、残りの90%はどうしているのか?

基本的に車内で自炊をしているので産地直売所や現地のスーパーマーケットで食材を購入しています。
直売所はもう説明不要ですね。
売られている商品のほとんどがその界隈で収穫されたものなので、〇〇産というよりは生産者の名が記載されています。
地元のスーパー巡りは、腹具合で量が調整できるので今の私にはぴったり。
それに、ほとんどのスーパーでは惣菜コーナーがあり、地元グルメを楽しむには十分なくらい品ぞろえが豊富です。
例えば、北海道では「ざんぎ」に「ニシンの塩焼き」、秋田の「ハタハタの唐揚げ」に山形の「だし」や「芋煮」など全てスーパーの惣菜コーナーで買って堪能しました。
その他にも北海道は大豆の産地でもあるので、スーパーで買う「納豆」と「豆腐」は美味しく、群馬の「豚ホルモン」や青森の「ホタテ」などもよく買いました。
もちろん現地の居酒屋で、できたての塩焼きや唐揚げを食べた方が美味しいかもしれません。

でも、時期の問題やお財布事情などで取捨選択をしなければならない時、直売所やスーパーは強い味方になります。
私は毎日2店舗ほどスーパーマーケットに行き、道中直売所を見つけると必ず入って中を覗きます。
もうルーティーンになっていて、ある意味楽しみでもあるので、今後もこのスタイルは変わらないです。
今思えば、今まで出会った直売所やスーパーで美味しかったものや安かったものを自身のSNSで紹介すればよかったと後悔しています。
私自身は十分楽しんでいますが毎日スーパー通いなので、なんだか非日常の旅に出ているはずが、生活感たっぷりですね。
【車中泊で日本一周中】夜は長い、どうやって過ごすか?
車中泊旅をしていて不満を感じたのが夜の過ごし方でした。
出発前、夕食後は分厚めのビジネス書や新書を片手にコーヒーでも飲みながら・・・や、ランタンで車内を照らして、LEDもふんだんに取り付けて、やわらかい灯の中で夜を満喫・・・・・・なんてことを想像しておりましたが、実際は無理でした。

大前提として、快適な睡眠が一番の目的で車中泊用にDIYしたライトエースなので荷室の9割がベッド。
キャンピングカーのようにイスとテーブルがあって電気に冷蔵庫、なんでもそろっているわけではありません。
食事が済めば、食器などを片付けて半強制的にベッドの上に横たわります。
やることと言えば、インターネットでその土地の名物や観光地を検索したり、Amazon PrimeやYouTubeを観たりして過ごすことくらいです。
これでは家でネットやテレビを観ていた夜となんら変わらない。
むしろ家だと55インチのテレビに大きなソファーがあって、スピーカーも外付けの良いものを使用しているので、快適性は大きく悪化しています。
なんのために旅に出たんだっけと自問自答したくなりました。
でも、いろいろな動画やテレビ番組を観ていたおかげで良いこともありました。
一例を挙げると、この間連載が終了した「ゴールデンカムイ」を1話から観ていたおかげで北海道旅が有意義になりました。
作品の舞台が北海道のアイヌ文化や北海道の成り立ちなどに触れている描写が多く、行く先々の施設や観光地に親しみが沸きました。
改めてアニメの良さというか、強さを感じました。
今は早寝早起きを心掛けて車中泊旅をおこなっているので夜間ずっと動画やテレビ番組を観るということはありません。
知床半島の入り口、道の駅「ウトロ」でお会いしたシニアの男性が、少し気だるく、酒のにおいを漂わせながら、枯れた声で言いました。
「日の出とともに動いてさぁ、夕日を見ながらその日をしまうんだよなっ」
私は夜をどう過ごそうかと考えていたのですが、この言葉が頭に残り、今までの考えを改めて夜は早めに寝ることにしました。
たまに寝る前に映画を観たりしますが、以前ほど長い時間はテレビ画面に向かっていません。
早寝をすると朝は5時〜6時くらいに目覚めるので、少しは時間を有意義に使えるようになったのかなと感じています。