ゴーザンダイイン! (アイスランド語で「こんにちは」の意)
今回はヨーロッパ最大の国立公園、ヴァトナヨークトル内にある『アイスケーヴ(氷の洞窟)』をご紹介します!

アイスケーヴとはアイスランドにある氷河の一部で、一般的な洞窟と違い、壁が全て氷でできている洞窟のことです。中でも国立公園内にある国内最大の『ヴァトナヨークトル氷河』は11月から3月末までの冬の時期にのみ一般開放され、『スーパーブルー』という名で知られています。

アイスランド最大の氷河『ヴァトナヨークトル氷河』にある氷の洞窟『スーパーブルー』を探検しよう!
(画像=『たびこふれ』より引用)

アイスケーヴへは首都レイキャビックから約5時間かけて、ジープで向かいます。中は氷塊が落ちてきたりして非常に危険なため、専用の装備を付けていざ潜入! 

目の前には一瞬で"青い世界"が広がります。まるでサファイアに包まれているような神秘的な美しさ...。 普通、氷は気泡が混じるので白く見えますが、アイスケーヴの氷は長い時間をかけて雪の重さで圧縮されていくため、純度が高くなり太陽光のうち青い光だけが通過します。氷が分厚いほどに青が濃くなるので、洞窟の中が青く光るのだそうです。

アイスランド最大の氷河『ヴァトナヨークトル氷河』にある氷の洞窟『スーパーブルー』を探検しよう!
(画像=『たびこふれ』より引用)

この青い氷の洞窟はいつでも見られるわけではなく、氷河の移動によって洞窟の位置が変化するほか青い光が見える条件も厳しいため、「幻の洞窟」ともいわれています。しかもここ数年、地球温暖化と洞窟の下にある火山の活動が影響し、縮小傾向にあるそう。人間の行いによってこの神秘的な世界が限られていくというのは、寂しいことですよね。

アイスランドに行く際は、数百年、数千年をかけてゆっくりと形成された"悠久の芸術"に見とれてみてはいかがでしょうか?

文・写真・世界の絶景編集部/提供元・たびこふれ

【関連記事】
避暑地アッター湖で、クリムトセンターと「クリムトの庭園」を訪ねる
ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ
高速列車「あずま」で東海岸を行く、ロンドンーエディンバラ間鉄道の旅
【北海道】異国情緒溢れる街・小樽に行ったら、たくさんの笑顔に溢れていた。
ハワイ・ハレイワタウンでランチをするなら?食べたい内容別のおすすめ5店を紹介