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標高1,600mからの絶景
環境に配慮した清潔なトイレ
標高1,600mからの絶景

送迎バスの転回所から階段を登り辿り着いた景色はもう息をのむほどの景色です。
階段を登りきったところがセカンドテラスと呼ばれる展望台。ファーストテラスと比べると小さな展望台ですが、スマホを置く台が設置されていてタイマー機能があるスマホやカメラの三脚替わりになっています。眺望は手前の木が斜めに生えていて構図のいいアクセントになっています。


続いてファーストテラスに移動します。
こちらはセカンドテラスよりも広く作られていて、ベンチやテーブルもありのんびりと過ごすこともできそうです。

どちらのテラスも階段状になっているので、多少混雑していても後方の人が景色を見ることができないということはなさそうです。

私が訪れたのは4月下旬でしたが、下界の石和温泉付近では20℃を超える気温だったにも関わらず、少しひんやりしていました。河口湖から登ってくる風は少し寒いくらいでしたが、周囲の木々の爽やか森の香りに癒される時間を過ごせました。


環境に配慮した清潔なトイレ

FUJIYAMAツインテラスにはトイレも自動販売機も屋根もありません。トイレは、送迎バス停のあるすずらん群生地駐車場か、テラスに登る階段手前のバス転回所にあるものを利用します。
で、このトイレが環境にやさしいバイオトイレなのだそうです。
バイオトイレというと、簡易式のトイレを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、循環式の水洗トイレで非常に清潔なトイレなのです。このトイレを設置するにあたり、笛吹市長さんが「ここは絶対に水洗トイレにして!」と厳命されたそうです。こんな山の上の秘境のような場所で快適に用が足せるのです。きれいに使いたいものですねぇ。


テラスがある地域一帯は保安林に指定されています。
難しい話は抜きにしますが、保安林というのは水源の涵養、土砂の崩壊その他の災害の防備、生活環境の保全・形成等、特定の公益目的を達成するため、農林水産大臣又は都道府県知事によって指定される森林です。(林野庁公式サイトより)
ということで、立木の伐採は県知事の許可が必要で、立木の伐採や土地の形質の変更等が規制されるところなのです。ですから、そういう場所にこうした施設を作るのは相当なご苦労があったと想像できます。
