V・ファーレン長崎所属のブラジル人FWクレイソンには、今季途中で契約満了により退団する可能性が浮上。すでに複数クラブが同選手の獲得に興味を示しているようだ。
同選手は2017年5月からおよそ2年半にわたりブラジル1部コリンチャンスに在籍。現長崎監督のファビオ・カリーレ氏から指導を受けると、昨年7月の長崎加入により恩師と再会。昨季はJ2リーグ12試合の出場で3ゴールをあげると、今季は開幕から出遅れたものの4月12日の第9節ヴァンフォーレ甲府戦以降はほぼ全試合でスタメン出場。チームの上位躍進に大きく貢献している。
そんなクレイソンは今月はじめ、米メディア『TNTスポーツ』ブラジル版のインタビューで自身の去就に言及。「長崎との契約は今年6月までだけど、(契約に関することは)代理人に任せている。僕は落ち着いて、このクラブで自分のベストを尽くすことだけに集中しているんだ。でもブラジルに戻りたいという思いはある。近い将来、実現することを願っているよ」と、長崎退団の可能性をほのめかしていた。
するとブラジルメディア『Futebol Interior』は24日に「長崎は直近4試合で白星なしだが、J2優勝争いから脱落するほどではない」としつつも、「クレイソンは長崎との契約が終了する7月にフリーとなる。そのため彼の好パフォーマンスには、ブラジル国内外の複数クラブが注目している」と今夏フリー移籍の可能性を報じた。
長崎はリーグ戦17試合を終えて8勝4分5敗。首位のFC町田ゼルビアから勝ち点11差の5位につけている。FWクリスティアーノ、MFカイオ・セザールなど外国籍選手8名を擁する中、クレイソンの去就に注目が集まる。