日向夏を使って醸造したオリジナルビール「日向夏ビール」の初醸造から、はや4年。5月24日(水)より、「RACINES AOYAMA(ラシーヌ 青山)」「Atelier LaLa(アトリエ ララ)」など都内7店舗で販売を開始する。
ビールは「RACINES AOYAMA」に併設した醸造所「RACINES MICRO BREWERY」で製造したもの。レシピを刷新して造り上げたという、今年の出来栄えを味わってみては。
4年目にしてレシピを変更した「日向夏ビール」が解禁
2020年に初めて販売された「日向夏ビール」。最初は手探りで、金柑で造った時もあったという。思うような味わいにならず、試行錯誤を繰り返し、たどり着いたフルーツが日向夏だったそうだ。
「日向夏ビール」造りは今年で4年目となり、昨年には「RACINES AOYAMA」でブルワリーも本格稼働した。
そんな中、今年は初めてレシピを変更して醸造に臨んだ。これまでのレシピより、さらに日向夏の爽やかな風味を生かすため、ホップの種類とモルトのバランスも変更した。
出来上がった同ビールは、これまでにない爽やかな酸味とほのかな甘味が感じられる素晴らしい出来栄えとなっている。
規格外の日向夏を使用
同ビールを醸造するようになったきっかけは、日向夏の原産地とされている宮崎県の野元夫妻との出会いにさかのぼる。野元夫妻の人柄はもとより、その実直で丁寧な栽培にとても共感したそう。
しかし、そこで夫妻より聞いたのは、サイズが大きかったり小さかったり形がいびつだったりと、ちょっとしたことで規格から外れて流通に乗らない日向夏があるという現実だった。
そこで、「Except for “A”」=「A品以外(規格外)の商品を積極的に採用する」という方向性のもと、規格外の日向夏を仕入れてビールを醸造することとなった。
過去最高量の日向夏を使ってビールを醸造
今年の同ビールの製造量は、過去最高量の4,000リットルとなった。使用した日向夏は200キロと、こちらも過去最高量だ。丁寧に一つずつ皮を剥き、爽やかな香りを表現するため、皮も10キロ分醸造に使用した。
同ビールのスタイルは、フレンチセゾンスタイル。今年は富士山の伏流水100%で仕込んでおり、とても綺麗な味わいに仕上がっている。
「レシピからしっかりと責任を持って造った自慢のビールです。暖かく晴れた日に爽やかな日向夏ビールで喉を潤していただければと思います」と、女性醸造家たちはコメントしている。
同ビールは、店舗によりサイズと価格は少々異なるが、前述の2店舗では1/2パイントが880円、1パイントが1,300円となる。
各店なくなり次第終了となるので、気になる人は早めに来店を。
RACINES AOYAMA
所在地: 東京都港区北青山3-4-3 ののあおやま 1F
Atelier LaLa
所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイス センタープラザ B1F
(田原昌)
※表示価格は全て税込