黒坂岳央です。

バイデン大統領は、最後に残されたCOVID関連の制限を撤廃する。これで米国は完全にパンデミックを克服したかに思えた。しかし、今米国では新たな流行が進行中だ。USA Todayの記事によると米国外科医長Vivek Murthy氏は、「孤独の流行(loneliness epidemic)」を発表している。

同記事によると外科医総監は81ページに及ぶ報告書を発表し、米国成人の半数もの人々が孤独を経験したことを明らかにした。日本では2010年にNHKが「無縁社会」という番組を取り上げていたが、3.11で人々の絆が見直されたことで孤独を克服することの重要性が社会に広がったように思う。

なぜ米国で孤独の問題が起きているのか?

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