明治42年創業、多くの賓客を迎えてきた歴史を持つ奈良ホテル。同ホテルは「奈良ホテルプラス」という、奈良ならではの文化・歴史を体験できる“地域観光”をコンセプトとした独自プログラムを展開している。

6月は、12日(月)、19日(月)、26日(月)の3日間限定で「はた織り体験!奈良晒工房見学プラン~Dinner&Stay~」を実施。奈良の伝統工芸品「奈良晒(ならさらし)」にフォーカスする。

「はた織り体験!奈良晒工房見学プラン~Dinner&Stay~」で奈良の魅力を体感

「はた織り体験!奈良晒工房見学プラン~Dinner&Stay~」は、奈良の伝統工芸品「奈良晒(ならさらし)」の工房見学とはた織り体験を合わせたプラン。

「奈良晒」とは奈良を中心に生産された高級麻織物で、織り上がった生平(きびら)を晒して純白に仕上げたもののこと。古くは江戸時代中期に徳川幕府の御用達品として認められたことで名声が高まり、武家や町民の贅沢品として、裃(かみしも)や夏のひとえものに用いられた。

今回のプランでは、文久三年創業、奈良晒の織元である「岡井麻布商店」5代目の岡井孝憲(おかいたかのり)氏が奈良晒の歴史と製造工程を解説。その後、実際にゲストがはた織りを体験する。もちろん、自分で織った麻生地は、旅の思い出として持ち帰ることが可能だ。

ホテルグルメで贅沢な時間を堪能

ホテルが主催していることからもわかるように、同プランは宿泊と夕食、そして朝食がセットになっている。

夕食はメインダイニングルーム「三笠」にてフレンチコース「春日~KASUGA~」を。そして朝食には、おなじくメインダイニングルーム「三笠」にて和定食・茶がゆ定食・洋定食から好みのものをセレクトして味わえる。

メインダイニングルーム「三笠」

メインダイニングルーム「三笠」

部屋は全部屋タイプが対象。同ホテルの本館は桃山御殿風檜造りとなっており、著名な建築家である辰野金吾氏が設計した。明治の時を思い起こさせる館内随所の調度品を眺められるのも、同プランの楽しみの一つといえる。

客室(本館)

客室(本館)

なお、工房見学とはた織り体験は宿泊日の翌朝9時30分からの実施となる。料金は2名1室の宿泊時で31,500円/1名から。奈良独自の魅力を、奈良ホテルへの宿泊を通して感じたい。

奈良ホテル
所在地:奈良市高畑町1096

(IKKI)

※価格はサービス料・税込
※料金は5月22日時点の宿泊料金
※写真は全てイメージ