黒坂岳央です。
人間の人生とは前半にあまり差はなくとも、中盤以降で取り返しがつかない差になってしまう。老人医学の専門家も「40代以降は元気な人と枯れてしまう人に明確にわかれる」と主張する人もいる。個人的な感覚値からもこれはそう思う。夢をまったく諦めず、人生の本番はここからだと言わんばかりに水を得た魚のように前向きであれこれ頑張る人と、シニカルな笑いを浮かべてどこか諦めモードで生きている人にわかれる気がしている。
40代で枯れる人、花開く人の差はどこにあるのか?

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例外ケースを取り上げ始めると話ができなくなるので、あくまで一般論、全体論的な傾向として下記の原因を考えた。
まずは生物学的要因である。簡単に言えば、年齢で体力やホルモンの衰えによるものだ。誰しも加齢には抗えないから、ある程度の減退は受け入れる必要はあるだろう。そしてここで注目すべきは「体力の低下と意欲、気力の減退は密接に繋がっている」ということである。