鹿児島県出水市の武家屋敷ホテル「RITA 出水麓(リタ いずみふもと)」に、6月2日(金)、2棟3室からなる客室棟「加藤邸」と「土持邸」がオープンする。

薩摩武士の歴史とともに歩んできた出水麓で、ゆったりとした贅沢な時間を過ごしたい。

歴史ある薩摩の武家屋敷に泊まれる「RITA 出水麓」

「RITA 出水麓」は、国の重要伝統的建造物群に選定されている武家屋敷群「出水麓」で、長年空き家となっていた武家屋敷を宿泊施設として再生したホテル。そのコンセプトは、「静謐(せいひつ)たゆたう、武家屋敷に泊まる」。

同ホテルが位置する「出水麓」は、400年前から続く歴史的な町並みが魅力のエリアだ。趣ある石垣の通りが連なる武家屋敷群を散策すれば、まるで江戸時代にタイムスリップしたような感覚に浸ることができる。

グループ宿泊におすすめの「RITA 出水麓 加藤邸」

今年6月、そんな同ホテルに新たな客室がオープン。その一つが、築100年程の武家屋敷を改修した、定員6名の1棟貸しの客室「円 -MADOKA-」だ。

同客室には、実際に使われていた五右衛門風呂など、昔ながらの日本の暮らしを感じられる部分が残されている。1軒に1組での宿泊となるため、周囲に気兼ねなく過ごしたい友人グループでの利用におすすめだ。

2つの客室を備えた「RITA 出水麓 土持邸」

さらに、同ホテルではかつて周辺一帯の土地を有していた土持家の築120年程の武家屋敷を改修し、2つの客室を開設。

客間である上座敷を中心とした定員6名の客室「環 -TAMAKI-」は、武家屋敷らしい凛とした空間美や、赤茶色のベンガラ壁が特徴。

一方、屋敷の人々の生活空間を中心とした定員2名の客室「炊 -KASHIGI-」は、土間の炊事場やかつて使われていた風呂場跡にこしらえた五右衛門風呂など、暮らしの跡が垣間見える造りになっている。

新客室のオープンに伴い、「RITA 出水麓」は昨年6月に開業した1棟3室の宮路邸と合わせて、計3棟6室を備えた「分散型」のホテルに進化。さらに今夏には、土持邸の納屋を改修したレストランも開業予定だ。ますます魅力を増す同ホテルの動きから、今後も目が離せない。

RITA 出水麓
所在地:鹿児島県出水市麓町18-35 ※フロント棟所在地

(IKKI)