イタリア国有鉄道(FS)の公式鉄道時計サプライヤーであるペルセオから、1927年から続く長い歴史の中で培われた信頼と伝統を受け継いだ最新モデル、「レイルキング」が登場。

堅牢さと視認性を兼ね備えた上質なウォッチとなっている。

左:Ref.11357.02 レイルキング ブラック 右:Ref.11357.01 レイルキング ホワイト ともに¥176,000(税込)

左:Ref.11357.02 レイルキング ブラック 右:Ref.11357.01 レイルキング ホワイト ともに¥176,000(税込)

イタリアの時計メーカーが築いた鉄道時計の名声と成長

1871年に創立したイタリアの時計メーカー「ペルセオ」。その名声は1927年にイタリア国有鉄道(Ferrovie dello Stato=FS)に鉄道時計の供給を始めたことで高まったという。その後「ペルセオ」はヨーロッパの歴史の波に揉まれながら、イタリアの国民的ブランドとして成長し、今も活動を続けている。

18世紀から始まった産業革命とともに、鉄道は北米大陸、南米大陸、ユーラシア大陸を走りヨーロッパ、ロシア、アジアの様々な国を横断するようになり、様々な物資や乗客を運ぶ重要な交通網を築いてきた。

車掌や機関士が時間を確認し、長い距離を正しく運行するには鉄道時計は必要不可欠。鉄道時計は、その精度と堅牢さを高く評価され「船舶用時計」になぞらえて「レイルロード・クロノメーター」と呼ばれることもあった。

イタリア国有鉄道の伝統と洗練が融合した自動巻き腕時計

鉄道業界のデジタル化により、1990年代以降、様々な国で鉄道時計は廃止されたが、イタリアだけは別。ペルセオはイタリア国有鉄道(FS)の鉄道時計のサプライヤーとして現在でも製造を続けている。

イタリアは長い歴史を持つヨーロッパ随一の工芸大国です。「ペルセオ」はその厳しい審美眼に耐え得る洗練された意匠と、信頼性の高いスイス製ムーブメントを結実させデジタル化の波も乗り越え、何よりも現場の鉄道員からの厚い信頼を100年近い年月獲得。自動巻腕時計「レイルキング」はイタリア国鉄公式鉄道時計を代表する最新モデルとなっている。

レイルキングの裏蓋にはイタリア国有鉄道(Ferrovie dello Stato)のマークである「FS」が刻印。リュウズにはブランドのシンボルである三つ星が刻印されている。また、レイルキングのシンプルで見やすい文字盤の外周に配色された赤と緑のラインはイタリアの3色旗「Tricolore」を表現。

さらに、この価格帯で自動巻き機能を備え、30mの防水性能を持っている。ベルトは20mmイタリア製レザーストラップというのも本格的だ。

信頼性の高い自動巻き機能や防水性能と、洗練されたデザインが組み合わさったレイルキングは、鉄道時計の伝統とイタリアのクラフトマンシップを体現した優れた選択肢といえるだろう。

(akihiro takeji)