延べ竿を影干しする
洗浄が終わったら、次は竿の内部が乾くまで陰干しを行う。晴天なら外(日陰)で、雨天なら室内で行うのだが、竿を干す際の注意点を紹介しよう。
屋外で干す場合
真っ先に避けたいのが、家族が出入りする場所。特に洗濯物を干す場所周辺は足元の竿を見落としやすい為、避けた方が無難だ。また、犬や猫などのペットがいる場合、ペットがウロつかない場所を選びたい。
風が強い日やエアコンの室外機周辺は、風圧でひっくり返る可能性があるので注意が必要だ。可能であればバケツ等に突っ込んで隅の方に立てかけておき、竿の中の水滴が全て乾くまで干しておく。
屋外干しは取り込み忘れに注意
高価な釣り具を庭で干していて盗難事故に遭った、というニュースがあったように、昨今は釣り具の盗難被害がないとも言い切れない。一晩野外に干しっぱなしだと夜露が付いてしまう事もあるので、日没に合わせて回収しておくようにしたい。
屋内で干す場合
屋内で干す場合だが、やはり家族やペットにひっくり返されない安全な場所を確保したい。竿を干す場所にクッキングペーパーや雑巾などを敷いて壁に立てかけておくか、屋外と同じようにバケツ等に突っ込んで干しておくと良い。
ちなみに、外気温が氷点下になる時期は竿が凍ってしまうため、室内干しを選んだ方が無難だ。
再度組み立てる
竿の乾燥が終わったら、細いパーツから順にパーツを入れていく。この時、竿を組み上げる順番間違いには気を付けよう。竿が組み上がったら、竿尻キャップ→竿キャップの順番に装着し、専用袋やロッドケースに収納して完了だ。
大切な延べ竿を長持ちさせよう
今回紹介したメンテナンスを定期的に行っておけば、延べ竿の寿命は折れるまで続く。仮に折れた部分が穂先であれば、釣具店などですぐに修復してくれるし、仮に真ん中付近で折れた場合でもメーカー代理店に持ち込めば、その部分のパーツだけを取り寄せて交換する事も可能だ。
魚とのダイレクトなやり取りを実現してくれる大切な1本、末永く大切にしてもらいたい。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>
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