「英国のストーリーあるライフスタイル」をコンセプトに運営する「BRITISH MADE(ブリティッシュメイド)」。その人気モデル、オフィサーパンツ「ポーツマス」が新素材にアップデート。さらに新色のネイビーを加えて、エレガントさをさらに引き立てる。
エレガンスと快適さを兼ね備えた一本
「ポーツマス」のインスピレーションとなったのは、1960年代に英国海軍で採用されていたオフィサーパンツ。“イギリスにルーツをもつアイテムを再解釈して提案する”というブリティッシュメイド オリジナルウェアコレクションのコンセプトに基づき、四方氏がヴィンテージをリサーチして生まれたアイテムである。
シルエットに関しては、’60年代ヴィンテージの雰囲気は残しつつ、裾を少しだけ絞って微テーパードに。またウエストバンドを細くしたり、ヒップポケットを追加するなどディテールもドレスパンツに近づけた。
また、本来はミリタリーパンツゆえ簡素な作りだったのですが、「ポーツマス」は上質さにもこだわっている。日本屈指のドレスパンツファクトリーに生産を依頼し、アイロンワークなどの手仕事を取り入れて仕立て、骨太でありながらクオリティの高さも備えている。
2023年春夏は「ドリル」生地で4色を展開
今季のポーツマスは4色展開。そのうち、オフ白・ベージュ・ブラウンは昨年と同じカラーバリエーションとなっている。
「いずれも予想以上に好評をいただいたので、この3色は今年も展開したかったんです。とはいえ何らかのアップデートは行いたかったので、生地を改めてセレクトしなおしました。昨年はコットンツイルだったのですが、今年は同じ綾織りコットンでも『ドリル』という生地を選んでいます。ブリティッシュミリタリーにおいては伝統的な素材で、ハリコシと耐久性に優れた男らしい表情が魅力ですね。
ですがその一方、独特の光沢感を備えているのも特徴。この風合いにより、前回よりもクリーンでエレガントな顔つきになりました。骨太な感じは好きだけどラギッドすぎるのは苦手という大人の方にぴったりだと思いますね」と話す四方氏。
そして今季は初めて、ネイビーの「ポーツマス」も登場。今年のドリル生地バージョンは夏も快適に過ごせるところもポイントだ。
昨年の好評に応えて同様の色バリエーションを踏襲しつつ、微差のアップデートにもこだわった今年の「ポーツマス」。同じ色でも素材の風合いが変わるだけでパンツの佇まいは大きく変わる。ぜひそういった部分を愉しんでいただきたい。
(akihiro takeji)