アシックスは5月10日、2023年12月期第1四半期(1月〜3月)の連結決算を発表した。
売上高は1522億9700万円(前年同期比+44.6%)、営業利益は221億2000万円(同+119.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は163億1000万円(同+86.9%)の大幅な増収増益だった。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により中止されていたスポーツイベントが本格的に再開したこともあり、売上高は過去最高(変則決算期を除く)となった。また、ブランドのシューズを着用する選手のマラソン大会での活躍や、テニスのノバク・ジョコビッチ選手や陸上のフレッド・カーリー選手を起用したマーケティング施策で日本や欧州で売り上げを伸ばした。

 日本国内では、営業利益が47億2100万で前年同期と比べて3倍以上の増益となった。また、インバウンド売上がコロナ禍前並に回復し、アシックスジャパンでは前年同期比+61.9%の大幅増収となった。

 なお、2023年12月期の通期連結の業績予想に修正はなく、売上高は5100億円、営業利益は370億円、親会社株主に帰属する当期純利益は200億円。

文・大澤文/提供元・SEVENTIE TWO

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