夏に助かるクーラー搭載リュックが500台限定で販売、クラウドファンディング

富士通ゼネラルは5月12日から、独自の冷却システムを搭載しビジネスパーソンのコンディションを支えるバックパック「コンディショニングバックパック」を、応援購入サービス「Makuake」にて500台限定で販売している。価格は3万5000円（超早割）から。

(画像=コンディショニングバックパック,『BCN+R』より引用)

冷却効果とビジネス向けを両立

　「コンディショニングバックパック」は、新規事業創出に向けた社内公募制度「The Future of Innovation Challenge」で選考されたアイデアから生まれたバックパックで、真夏の炎天下を徒歩で通勤する社員の実体験が発想の元となっている。出勤後に汗やニオイを心配したり、熱くなった体のクールダウンをしたりすることなく、オフィスに着いてすぐ快適に仕事をスタートしたいという気持ちを具現化した。

(画像=「蓄冷熱交換技術」のイメージ,『BCN+R』より引用)

　本体には、同社が新たに開発した「蓄冷熱交換技術」による冷却システムを搭載しており、あらかじめ凍らせておいた保冷剤の熱（冷熱）を移動させる「冷水循環装置」と、移動させた冷熱を対象に伝える「冷却シート」で構成され、少ない消費電力で排熱を出すことなく対象全体を均一に冷やせる。

　稼働時間は約2時間で、使用開始時は急激に温度を下げ、その後は温度を上下に変動させて「ゆらぎ」を持たせることで温度を感じやすくコントロールしている。同社が行った実験では、35度の環境に「コンディショニングバックパック」を放置して2時間の連続運転を行った際、背面の温度が90分以上28度以下に保たれることが確認された。

(画像=「スプリットストラップ」のイメージキャプション、『BCN+R』より引用)

ミズノの「スプリットストラップ」技術を採用した体圧分散設計によって、冷却装置の重さを感じにくくするとともに、たくさんの荷物を入れても快適に移動できるようになっている。「スプリットストラップ」は、左右に分割したクッションによって体への荷重を分散し、全体の圧力値と圧力の最大値が通常よりも低いため、軽く感じられる。また、肩の複雑な動きにフィットしやすい設計としている。

　さらに、背面下部に取り付けたクッションが背中の曲線にフィットする立体形状を作り出し、腰で支えることで重量感を分散する。また、上下の位置を調整可能な可動式のフロントストラップを採用することでショルダーベルトが適正位置からずれるのを防ぎ、体圧分散とフィット感が向上し動いていてもバックパックが背中から離れず、涼しさを感じられる。

　生地には、特殊なファイバーを使用した低伸縮の撥水構造で水をはじく、軽さ・撥水性・耐久性を兼ね備えた素材X-Pacを使用している。

　冷却システムをすべて内部に収納することで、ビジネスバッグとしてのデザイン性を損なわない外観を実現するとともに、冷却中の静音性に優れており、周囲に築かれることなくクールダウンできる。内部には、ミズノのブランドマークであるランバートをエンボス加工した生地を使用するほか、ミズノの野球グラブの端材を使用したタグを側面に配し、特別感を演出している。

　サイズは幅150×高さ480×奥行き300mmで、冷却装置を含む重さは約2400g。冷却装置収納部分を含む容量は25L。

(画像=外観（左）と収納量イメージキャプション、『BCN+R』より引用)

提供元・BCN+R