落札したとしても、その人が飲む事は恐らくないでしょう。数年後に再びオークションに出品され、さらに高値で落札されることを期待していると思います。

超高額なワインやウイスキーになると、買える人の数が少なくなります。

需要があまりないと思うかもしれません。しかし、実際には需要以上に供給される商品の数が少なく、超富裕層の間で奪い合いになってしまうのです。

その結果、値段が安いものよりも、値段が高いものの方が価格上昇率が高くなる傾向があります。

希少性という観点からは、数千戸単位で売りに出される1億円の晴海フラッグより、なかなか手に入らない1億円のウイスキーの方が、数年後値上がりしている可能性は高いと思います。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年5月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。