1929年に創業したハワイを拠点とする航空会社「ハワイアン航空」は、ボーイング787-9ドリームライナーのインテリアと新たなプレミアムキャビン「レイホクスイート」を発表した。同機体の初号機は11月に納入される予定なので、快適なハワイへの旅ができるようになるのを楽しみに待ちたい。
ハワイを連想させるボーイング787のキャビンデザイン
今回新たに発表されたボーイング787-9ドリームライナーのインテリアは、ハワイを連想させるキャビンデザインが魅力。最先端のデザインにハワイアン航空の最上級のサービスが組み合わされており、ハワイまでの旅路を快適に過ごすことができる。
2024年はじめより一部路線にて運行開始予定の同機体ではキャビン内のテキスタイルやハワイの朝日や夕陽にインスピレーションを得た照明、風や波をイメージした曲線的なデザインを通じ、ハワイの豊かな自然を感じられるだろう。
ビジネスクラス「レイホクスイート」
300席の座席の中で34席のみのビジネスクラス「レイホクスイート」では、フルフラットシート、18インチの機内エンターテインメントスクリーン、個人用電源コンセント、ワイヤレス充電が装備されている。
通路から直接出入りできる座席は1-2-1で配置されているため、プライバシーを保つことも大切な人と空間を共有することもできる。
ゆったりとしたメインキャビン
同機体のメインキャビンには人間工学に基づいた背もたれやアームレストを搭載したコリンズ・エアロスペース社のアスパイヤシートが配置され、シートの背面と座面にゆとりを持たせながらも軽量で近代的なデザインとなっている。さらに12インチのシートバックモニターと、USB-AおよびUSB-C充電ポートが装備されているところにも注目してほしい。
79席ある「エクストラ・コンフォート」には、ゆったりとくつろげる足元のスペースと電源コンセントが備わっている。
ハワイ文化を表現したインテリアデザイン
同機体のデザインでは、星、太陽、風、波、野生生物を観察することで太平洋を航海したポリネシア人航海士への敬意を表現している。現代の航空機で太平洋の航海を称えるという構想は、デザインコンサルタントTeague社の協力により実現した。
これまでよりさらに快適にハワイへの旅ができるようになった、歴史ある航空会社である「ハワイアン航空」の新しいボーイング787-9ドリームライナー。2024年の就航が今から楽しみだ。
ハワイアン航空 公式サイト
(kyoko.)