スコアが動いた後半

後半も基本的には同じような試合展開だが、前半とは違ってスコアが動いた。1点目は前半からチャンスを作っていた左サイドからだった。三笘の裏抜けでブライトンは一気に陣地を挽回。そこから三笘がドリブルで味方が上がる時間をつくると、外側を上がってきたDFペルビス・エストゥピニャンに絶妙なタイミングでパス。1度クロスは跳ね返されるも、2度目のクロスをエンシソが頭で合わせ、ブライトンがネットを揺らした。ペナルティエリア内でエンシソの後ろにいたDFヤクブ・キヴィオルは、ファーガソンとの接触で靴が脱げていたが、得点は認められブライトンが先制。

アーセナルは後半25分あたりになり、ようやく相手を押し込んだ攻撃がいくつか出たが、決定的なチャンスを多く作れずにいた。反撃をしたいアーセナルは、後ろから繋ごうとしたときに自陣で相手にひっかけてしまい2失点目。この後には前節まで見せていた全力でプレスバックするアーセナルの姿はなく、FWデニズ・ウンダブが余裕のある状態でシュート。ラムズデールが1度セーブするが、そのこぼれ球をエストピニャンに決められ3-0に。

ホームで1回しか負けていないアーセナルが、これでホーム2敗目を喫した。ブライトンの攻守の狙いが圧倒的に優れていた試合だったと言えよう。