「そろそろ車を売りたいな」という時以外でも、愛車の価値は気になるもの。「いま売るとどれくらい?」「もう少し乗りたいけど、価値が下がるのは避けたい」と悩んだとき、売却しなくとも査定だけ受けられたらうれしいですよね。査定だけ受けるときの営業電話や業者とのやり取りに不安を感じている人のために、車の査定だけ受ける方法やメリット・デメリットをまとめました。査定の流れや基準についても紹介するので、初めて査定を受けるときにも参考にしてください。

車の売却時期が未定の場合でも、査定だけを依頼することは可能です。
査定は売却する車の価格を測定するためのもので、売却契約とは違います。
売却を予定しているときも、査定額に納得できなければ、売却契約をする必要はありません。
とはいえ、買取店は当然、すぐに車を買い取りたいと考えています。そのため、きっぱりと断る勇気が必要です。

売却するかどうかが未定でも、査定時の手順は変わりません。
査定の依頼は、ウェブサイトや電話で行います。
その際は年式、車種、走行距離などの車の基本情報や希望する査定方法を伝えてください。
車の査定には以下の2つの方法があります。
- 店頭に車を持ち込む
- 出張査定
必要に応じて、日程の調整も行います。
ウェブによる簡易的な査定の場合は、そのまま結果を待ちましょう。
査定額の確認方法はサイトによって異なりますが、実際の査定額は車の状態を確認してから決まります。
査定は、査定士や店舗のスタッフが行います。車の状態や車種のほか、業者ごとに独自の基準が設定されています。
これらの基準に照らした査定額がその場で提示されます。
売却の意思がない場合には、しばらく検討することを伝えてください。

査定を依頼する方法には、以下の4つがあります。
- オンライン査定
- 店舗への持ち込み査定
- 出張査定
- 買取相場を確認
オンライン査定は、インターネットを利用して車の査定額を調べる方法です。
自宅や職場などどこからでも簡単に登録できるので、手軽に査定額を知りたい人に適しています。
オンライン査定を利用する際は、まずは査定を行う買取業者のウェブサイトにアクセスします。
専用のフォームやメールで必要な情報を登録し、業者からの連絡を待つのが一般的な流れです。
登録時には車の年式などの基本情報のほか、気になる箇所があるときは写真をアップロードしましょう。
外観や内装の写真、エンジンルームやタイヤの状態など、できるだけ詳細に車の状態を伝えることが重要です。
登録が完了すると、すぐに買取相場価格や暫定的な査定額が確認できるサイトもあります。
ただし正確な査定額は実際に車を見てから決まることがほとんどなので、オンライン上の査定額はあくまで目安としてとらえましょう。
実際に車を見てもらうほどではないけれど、だいたいの車の価値を知りたいときにも便利なサービスです。

店舗への持ち込み査定は、車を買取業者の店舗に持っていき、査定額を出してもらう方法です。
持ち込み査定では専門の査定士が実際に車をチェックし、その場で査定額を提示してくれます。オンライン査定と比較して、より正確な査定額が得られる点がメリットです。
オンライン査定と違い、店舗への持ち込み査定では実際の車を見てもらいます。
洗車をして外観をきれいにし、車内も整理整頓して車の印象を良くしておくことも大切です。
大切に扱っている車だということが伝われば、査定額が上がることもあります。
店頭への持ち込み査定では、細かな日程調整をする必要がありません。
すぐに店へ向かうことができるので、スキマ時間に査定を受けたい人にも適しています。
ただし、複数の業者に査定を依頼する場合には、それだけ多くの店舗を回らなくてはいけません。自分で車を移動させる手間もかかります。
時間のあるときに、じっくり車の価格に関する情報を集めたいというときに利用するのが良いでしょう。

出張査定は、買取業者の査定士が出張して車の査定を行うサービスです。
自宅に来てもらって査定を行うのが一般的です。
出張査定は以下の場合に役立ちます。
- 複数の業者で同時に査定してもらう場合
- 車検切れ、事故車など公道を走れない車の場合
デメリットは、業者によっては出張料がかかることです。
査定自体は無料でも、出張にかかる料金は手数料等として設定されている場合があります。
出張査定の費用については、あらかじめ確認をしておきましょう。

簡易的に愛車の価値を知りたいだけなら、愛車の買取相場を確認するのもおすすめです。
グーネット買取やズバット車買取などでは、車の年式、車種、走行距離、オプションなどの情報を入力するだけで、簡単に買取相場が分かります。
そのまま査定依頼もできるので、「買取相場が高額なら、いますぐ売却したい」と考えている人にも便利です。

ここでは車の査定だけを依頼する場合のメリットをまとめました。
車の価格は、売却時を検討する上で重要なポイントのひとつです。
しかし車の価値は自分だけでは判断できません。
査定を依頼し、業者ごとの基準に照らしたチェックを受けることで、はじめて正確な車の価値を知ることができます。
さらにいくつかの業者を比較し、査定額を見比べることで、愛車にもっとも高い価値を見出す業者がどこかわかります。
査定後によく検討し、車の本当の価値を知ることで、車を高く売ることができるのです。

査定では、その時点での車の価値を把握できます。
その価格を一般的な買取の相場と比較し、自分の車のどこが評価されているのかを判断しましょう。車検の残り期間や走行距離は、早く売るほど価値が高くなります。
いっぽうで、車の需要は季節によっても異なります。
オープンカーや冬に強い仕様の車は、季節にあわせて売却することでプラスの査定額がつくかもしれません。
限定車や希少価値の高い車なら、多少古くなっても価格への影響は少ない場合も。
車の価値を総合的に理解し、もっとも有利なタイミングで売却を行えるのも、査定だけを受けておくことのメリットです。

査定を行う査定士は、車のプロです。
車の状態や整備の状況を正しく見極め、自分では気が付かなかった点検不足を指摘してもらえることもあります。
売却までしばらくその車に乗り続ける場合は、修理や整備を行うことで、最終的な売却額が下がるのをある程度食い止めることができます。
査定時に整備をしてもらうことはできませんが、査定自体は無料です。
車の状態を点検してもらえるという点では、ありがたいサービスとも言えるでしょう。車の整備を行っている業者なら、そのまま本格的な手入れを依頼することも可能です。
すぐに売却する予定がないときほど、査定士のチェックポイントをしっかり聞いて、高額な売却のためのアドバイスとして取り入れましょう。

車の買取を行う業者にとっては、査定も買取のための作業のひとつです。
行き違いがあると、トラブルになることもあります。
お互いに誤解なく、スムーズなやり取りを行うために、査定だけ行う際のデメリットについても理解しておきましょう。
買取業者に査定を依頼すると、個人情報が業者に渡ります。
業者によっては、査定後に定期的に営業をかけてくるところもあります。
定期的に業者とやり取りすることで、査定額の推移や売却に最適なタイミングを知ることができます。
業者との交渉が苦でなければ、上手に活用すると良いでしょう。

売却時期がはっきりしない場合、買取業者も積極的なプラス査定を行わないことがあります。
業者にとっては、買取につながらない交渉は利益が出ないからです。
「希望額まであと一歩」と思ったときには、思い切って売却時期を早めるのもおすすめです。
また、車の状態によっては思ったほどの査定額が出ないこともあります。
売却の意思がそれほど強くない場合、査定額が低いと売却自体が面倒になってしまうことも。
しかし、車は所有しているだけで税金などの維持費がかかります。特に理由がなければ、手放すと決めた車は早く売却するほうが有利です。
前述のとおり、査定額は時間が経つにつれて低くなります。
期待したほどの査定額が出ずにやる気を失うと、さらに車の価値を下げてしまうことにもなりかねません。
査定だけを受けるときには、きちんと売却計画を練り、必要な情報収集のひとつとして取り組みましょう。

買取業者は、車を買い取り、それを次の売却ルートに乗せることで利益を得ています。
査定は売却に繋がる最初のステップ。査定だけを依頼しても嫌がる業者は少ないはずです。
とはいえ査定だけを受けるときは、通常の売却の流れとは違う注意点もあります。次は査定だけを受けたいときのポイントについて、まとめました。
通常のオンライン査定では、電話番号などの個人情報を入力します。
業者によっては、申請があったユーザーには自動的に営業電話をかけるよう設定しているところもあるそうです。
そうした業者からの接触を避けたいときには、個人情報の入力なしで簡易的な査定を受けられるサービスを利用しましょう。
サービスの内容は、企業によって異なります。「一切情報は不要」「メールアドレスだけ」など、程度もさまざまです。
自分で車種や車の状態を判断し、データベースから愛車に近い車の査定額を確認するという方法もあります。
いずれの場合も実際の車の査定額とは必ずしも一致しないことがありますが、だいたいの買取価格の目安を知るためには、十分活用できそうです。

査定だけ依頼した後、やはり売却しないことに決めた場合はその旨を業者に伝える必要があります。
売却契約を交わすまでは、買取業者と売り手にはまだなんの約束もない状態です。
査定額や条件を聞き、検討することを伝えて引き取ってもらいましょう。
オンライン査定の場合にはネット上で、直接査定を受けた場合にはその場で業者に希望を伝え、必要な手続きがあるかどうか確認しましょう。
このとき、キャンセル料などと言って費用を請求する業者もいるようです。
事前に提示された出張料など以外は、本来支払う必要のない料金です。
不当に料金を請求された場合はきっぱりと断り、トラブルになるようであれば消費者生活センターに相談しましょう。
ただし売却契約を交わした後のキャンセルは、違約金を支払う必要のあることも。こうした規約は、企業のホームページなどに記載されています。
売却の意思がないときにはきちんとそれを伝えることが、お互いに気持ち良くやり取りを終えるためのポイントです。

車の価値は、時間が経てば経つほど落ちるのが一般的です。
一度査定を受けたからといって、その金額がずっと同じままとは限らないことは承知しておきましょう。
また、査定額はその時点での市場価値に基づいて決まります。
市場価値は車の需要や供給状況、季節、制度改正等の社会状況など、さまざまな要因によって変動します。
そのため車の状態がまったく同じでも、時期やタイミングによっては、査定額に差が出るのです。
車の売却時期を迷っているときは、査定時に業者に相談してみるのもひとつの方法。
良心的な業者であれば、愛車の価値が高くなりやすい時期や買取強化キャンペーンなどを案内してくれるかもしれません。
希望の査定額にあと一歩というときは、売却時期を交渉することで査定額を上げてくれる可能性もあります。
「いずれ売りたい」と思って査定を受けるときには、手放すタイミングについても考慮しましょう。

査定だけを受けたい時には、安全で、出張料等がかからない業者を選ぶことが重要です。
実際に売却するときのために、まずは大手買取業者で信頼のおける価格を提示してもらうこともポイント。
査定だけの依頼も簡単で、高い買取額が提示される、おすすめの業者をまとめました。

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

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愛車の価値を知ることは、高額な売却への重要な第一歩です。
複数の業者の査定額を見比べ、最適なタイミングで車を売ることで、最大限の利益を得ることができます。
大切にしてきた愛車の適切な価値をしっかり把握し、それを活かしてくれる買取業者を見つけてくださいね。