ユナイテッドアローズは、2023年から2026年の中期経営計画を発表し、現在298店舗ある同社およびグループ会社の店舗を、2026年には380から390店舗程度に増やす目標を示した。3年間で約100店舗の新規出店を行うことになる。
詳細には、「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」や「グリーンレーベル リラクシング(Greenlabel Relaxing)」などの既存ブランドの店舗を約70店舗、グループ会社が運営する「コーエン(coen)」の店舗を10店舗、台湾の子会社が運営する店舗を約10店舗拡大し、それに加えて新規事業でも10店舗出店することを目指している。また、今年3月には「シテン(CITEN)」が常設店舗の展開をスタートした。すでに立川、湘南平塚、海老名に3店舗連続で出店しており、さらなる拡大が見込まれる。
現在、同社の主要顧客は30代から40代の団塊ジュニア層が中心になっている。しかし、10代、20代の若い世代の客単価も1万円台半ばから2万円台半ばと高い水準となっていることから、さらに若い世代へ訴求を高める意向を示した。また、現在のファッションテイストが全主要ブランドを通してトラッド、コンサバティブに集中していることから、カジュアル、モード、ストリート、フェミニンなどの領域を開拓していくとした。新規立ち上げを計画しているブランドは、カジュアルかつ、若い世代にも手の取りやすい価格が特徴の「シテン」のように、Z世代からミレニアル世代を意識したコンセプトになりそうだ。
文・茂木美櫻/提供元・SEVENTIE TWO
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