大手柔道衣メーカーの東洋マーシャルアーツ・ディストリビューションは、新たな柔術着ブランド「ブリゲード(BRIGADE)」を発表した。

同社は、今年で創業75周年を迎える国際柔道連盟公認の老舗柔道衣メーカー。新たな事業領域に挑戦すべく、近年競技人口が増加しているブラジリアン柔術に着目し、今回のブランド事業に着手した。

「ブリゲード」は、海外での展開も視野に入れて「メイド・イン・ジャパン」にこだわっており、日本の伝統工芸「刺子」の魅力の発信も目指している。「刺子」とは、主に木綿布に糸で幾何学模様を刺繍する技術で、保温、補強のための修繕にその起源を持ち、作務衣や道着によく用いられている。

「ブリゲード」は、「ビームス(BEAMS)」の南馬越一義がプロデュースを行い、「ベドウィン アンド ザ ハートブレーカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)」を手掛ける渡辺真史がブランディングとデザイン監修を行った。ブランド名の"BRIGADE"は、かつて柔道家たちが海外に柔術を広めていったことからインスパイアされて名付けられた言葉で、「旅団」を意味している。

柔術着のブランド、と聞くとほとんどの人には馴染みがないように思えるが、日本の伝統文化を産業とスポーツの両面から世界に発信する可能性を秘めた、新たなビジネスモデルとなりそうだ。

現在は公式オンラインストアにて、柔術着と帯が販売されている。柔術着の「BRIGADE Gi」は、白、青、黒の3色展開で、価格はそれぞれ26,400円。柔道帯の「BRIGADE BELT」は8色展開でそれぞれ5,000円。

「ビームス」の南馬越一義と「ベドウィン」の渡辺真史による柔術着ブランドがデビュー
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)
「ビームス」の南馬越一義と「ベドウィン」の渡辺真史による柔術着ブランドがデビュー
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)
「ビームス」の南馬越一義と「ベドウィン」の渡辺真史による柔術着ブランドがデビュー
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)

文・茂木美櫻/提供元・SEVENTIE TWO

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