岡崎慎司 写真:Getty Images

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は今月16日、ヴィッセル神戸元指揮官であるトルステン・フィンク氏の監督就任を公式発表。日本と縁のある人物を招へいしているが、FW岡崎慎司をはじめ日本人選手複数名の退団や戦力の大幅入れ替えが既定路線となっているようだ。

 ベルギー紙『Het Belang van Limburg』はフィンク氏の監督就任会見後、立石敬之CEO(最高経営責任者)へのインタビューを実施。これによると、立石CEOは来季開幕までに6選手獲得の方針を明かしたほか、他クラブへレンタル移籍している選手の呼び戻しを検討しているという。

 また元日本代表FW岡崎慎司やFW原大智など10選手以上が、契約満了やレンタル移籍期間満了による退団するとのこと。日本代表GKシュミット・ダニエルとDF橋岡大樹はステップアップ移籍を望んでいるという。

 さらに『Het Belang van Limburg』は、STVVの補強戦略について「STVVは余裕を持って新戦力を探しを始めるべきだろう。補強予算は限られており、(年俸など)人件費を削減しなければならない」と綴っている。

 STVVはMF香川真司をはじめ日本人選手獲得戦略を推し進める中、今季は11勝9分14敗の12位とプレーオフ進出を逃して終えている。立石CEOが戦力の大幅入れ替えを示唆しているだけに、現在STVVからドイツ2部FCマクデブルクへレンタル移籍中のFW伊藤達哉にも注目が集まる。