記者が気になるスポットとして、2023年春にオープンした施設や過去に訪問して穴場だと感じたエリアを紹介する。基本的に公共交通機関の電車と徒歩だけで行ける立地の場所を選んだが、交通アクセスが電車+バスとなる新スポットも含む。もちろん、自家用車で行くことも可能だが、周辺道路の渋滞や駐車場の混雑が予想される公園や商業施設は公共交通機関の利用を推奨しているので、できるだけ公共交通機関による訪問をおすすめしたい。

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=目的地や混雑状況に応じ、公共交通機関を利用しよう、『BCN+R』より 引用)

新スポット

1.東急歌舞伎町タワー(2023年4月14日オープン)

エンタテイメントが集結した新宿歌舞伎町の新しいシンボルタワー。「THEATER MILANO-Za」「Zepp Shinjuku(TOKYO)」「ZEROTOKYO」のほか、3階はバンダイナムコアミューズメントが運営する「namco TOKYO」、4階はソニー・ミュージックエンタテインメントが運営するダンジョン攻略体験施設「THE TOKYO MATRIX」、9~10階は全席プレミアムシートのラグジュアリーな「109シネマズプレミアム新宿」などとなっており、エンタテイメントに振り切った観光スポットだが、2階の次世代エンタテインメントフードホール「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」を訪れるだけでも雰囲気を楽しめそうだ。

アクセスは、西武新宿線「西武新宿駅」から徒歩1分、都営大江戸線「新宿西口駅」から徒歩6分など。

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」の営業イメージ、『BCN+R』より 引用)

2.ユニクロ ヨドバシAkiba店(2023年4月14日オープン)

ユニクロ ヨドバシAkiba店は、「秋葉原」ならではの取り組みが光る、ユニクロの新店舗。店内ではコミックの吹き出しを模したPOPを展開し、「快適な暮らしの提案」としてヨドバシカメラの商品も展示している。オリジナルのTシャツやトートバッグが作れるサービス「UTme!」では、ヨドバシAkiba店限定スタンプとして「ヨドバシくん」「チロルチョコ」「ヤーマンの美容機器」などを用意。記者が訪問した日は、それら限定スタンプ入りのトートバッグなどが一通り揃っており、デザインを作る・受け取りに行くというステップなしにそのまま持ち帰ることができた。限定スタンプの企業のファンはぜひ訪問してグッズを手に入れよう。

アクセスは、JR・つくばエクスプレス・東京メトロ「秋葉原駅」からすぐ。

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=「ユニクロ」のGWセールの告知、『BCN+R』より 引用)

3.新横浜駅「Shin-Yoko Gateway Spot」(2023年3月25日オープン)

「Shin-Yoko Gateway Spot(シンヨコ ゲートウェイ スポット)」は、3月18日に開業した相鉄・東急新横浜線の「新横浜」駅の新しい待合室。相模鉄道(相鉄)・東急電鉄(東急)・JR東海の3社にちなんだ素材を内装材に使用し、駅舎としては日本初となる50Wワイヤレス充電が可能な「POWER SPOT」、完全無人・非接触でスペシャルティコーヒーを受け取ることができるAIカフェロボット「root C」を設置した相鉄・東急新横浜線の開業に対する各社の意気込みがうかがえる休憩・待ち合わせエリアだ。

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=「Shin-Yoko Gateway Spot」内のAIカフェロボット「root C」、『BCN+R』より 引用)

相鉄と東急電鉄は5月7日まで、「相鉄・東急新横浜線スタンプラリー」を開催中。相鉄本線・いずみ野線、東急東横線・目黒線沿線に居住する人はもちろん、相鉄・東急新横浜線と相互直通運転の東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線、また相互直通運転はしていないものの東急線内の同一ホームでの乗り換えで相鉄・東急の新横浜駅に行ける西武池袋線・狭山線・有楽町線沿線に居住の人にも十分にトライすることが可能だ。

続けて穴場スポットに移るが、相鉄・東急新横浜線開業による「広域ネットワーク拡大」の図をよく覚えておいてほしい。

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=『BCN+R』より 引用)

「川越・川越市」「浦和美園」「海老名」「二俣川」「西高島平」など、 7社局14路線を結ぶ広域ネットワーク図に記載された駅名はよく覚えておこう

穴場スポット

1.芝桜の丘(羊山公園)

芝桜の丘は、西武秩父線「横瀬」駅または「西武秩父」駅から徒歩約20分、秩父鉄道御花畑駅(芝桜駅)から徒歩約20分に位置する秩父市の公園。料金は一般300円、中学生以下は無料。今年は例年より開花が早く、見ごろは4月いっぱいという。そのため、公式サイトの混雑予想カレンダーによると、ゴールデンウィーク(GW)後半の6日・7日なら混雑度は少し緩和される見通しだ。

相鉄いずみ野線の終点「湘南台」駅から「横瀬/西武秩父」駅に向かう場合、従来は必ず乗り換えが必要だった。しかし、相鉄・東急新横浜線開業により、同一ホームでの乗り換えだけで到着が可能になった。所要時間は片道約3時間かかり、日帰り観光は現実的ではないかもしれないが、相鉄・東急新横浜線の開業を機に、今まで電車では行きにくいと見られていた首都圏郊外の観光スポット・スポーツ施設・音楽ホールなどが脚光を浴びるようになればいいと思っている。

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=「芝桜の丘」と、GW期間中に増発する西武鉄道「ラビュー」のイメージ、『BCN+R』より 引用)

2.トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園は、「西武秩父」駅より、もう少し都心寄りの西武池袋線「元加治」駅から徒歩約20分に位置し、新緑と紅葉の季節が特に美しい公園。フォトジェニックなスポットとして、Twitterでは過去に何度もバズっている。市営なので無料だが、毎週月曜日は休園なので注意しよう。

土日に加え、GW期間中の祝日は日没以降、個性的な建物「きのこの家」を中心に夜間ライトアップを実施。電車と徒歩利用の場合は、道路事情から日中の訪問をおすすめするが、映える写真を撮りたいなら昼と夜、どちらもおすすめだ。「元加治」駅は「西武池袋」駅から約46分、東急新横浜線利用(東急線内乗り換え)で「新横浜」駅から最短88分。

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」の公式サイト トップページ、『BCN+R』より 引用)

新スポット(電車+バス)

1.「ジ アウトレット湘南平塚」(2023年4月28日開業)

THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA(ジ アウトレット湘南平塚)は、イオンモールの「THE OUTLETS」ブランドの関東1号店。全国初出店となる11店舗、神奈川県初出店の13店舗を含む約150店舗が出店し、共通の「THE OUTLETSアプリ」をダウンロードすると、すでにショップ一覧やお知らせなどを確認できる。

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=『BCN+R』より 引用)

「ジ アウトレット湘南平塚」のオープン告知。 GW直前の4月28日開業のため、GW期間中の混雑度が全く予想できないが、 区画整理で誕生する新しい街の新しい商業施設だ

「ニューバランス」「ビームス」「GODIVA 」「チーズガーデン」をはじめ、出店する各店舗はオープンセール開催を予告している。THE OUTLETSアプリでは、4月28日~5月7日に期間に「オープニングアアプリ抽選会」を実施するなど、GW期間中はイベント盛りだくさんだ。

繰り返しになるが、公式サイトやチラシなどで、混雑回避のため公共交通機関の利用を推奨している場合は、可能なら電車・バスや自転車・徒歩による訪問をおすすめしたい。大人だけのグループなら、エリアによってはかなり貸出/返却スポット数の多い「シェアサイクル」を活用するのもいいだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)

関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=『BCN+R』より 引用)
関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=『BCN+R』より 引用)
関東・電車+徒歩で行ける新施設&穴場スポット バス利用の新アウトレットも!
(画像=『BCN+R』より 引用)

提供元・BCN+R

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