マイナ保険証 自民党HPより

マイナ保険証の誤登録問題が報道され大問題となっています。マイナ保険証に他人の医療情報が紐付けされた事例が多数確認されているのです。

誤登録が生じた原因は次のように説明されています。

Bさんの健康保険組合担当者:「当時、あなたと同じ姓で、生年月日と性別等々が合致したということで、誤ってつながってしまったということのようなんですね」

健康保険組合が、Bさんのマイナンバーを調べるため、漢字ないしはカタカナでの氏名、生年月日、性別で検索したところ、Aさんの情報が上がり、そのまま間違って登録したことが原因だとしています。

健康保険組合の職員が、氏名・性別・生年月日より「国のマイナンバーのデータベース」を用いて該当するマイナンバーを調べて入力していたのです。これは手順が完全に間違っています。

氏名・性別・生年月日では個人の完全な同定は不可能であるためマイナンバーが作られたのです。したがって、氏名・性別・生年月日から該当するマイナンバーを100%正しく調べることはできません。氏名・性別・生年月日がすべて一致する事例が現実に存在しているからです。

約7300件もの誤入力があったわけですから、氏名・性別・生年月日がすべて一致した事例以外に、単純なケアレスミスも多数あったと推測されます。

正しい手順は次のようなものです。