クラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤ)」にて、330層の力強い模様が印象的な折りたたみ式ナイフのプロジェクトがスタートした。

同製品は海外クラウドファンディング「Kickstarter(キックスターター)」にて初公開され、約1ヶ月間で300万円以上の売り上げを記録して話題となったアイテム。日本でも多くの人の注目を集めそうだ。

優美なダマスカス鋼でできた「オーディンヴァイキングナイフ」

今回、プロジェクトを通し日本に上陸したのは、ドイツ・ゾーリンゲンに本社を置く刃物メーカー・Sternsteiger(ステルンシュテイガー)が製造した「ODIN VIKING KNIFE(オーディンヴァイキングナイフ)」。

同メーカーは歴史ある刃物の産地にて、職人の手作業でナイフを製造している。今回のアイテムも、職人が手間暇をかけて生み出した優美な「ダマスカス鋼」から作り上げた。

「ダマスカス鋼」は木目状の模様を持つ鋼で、その強靱さ、表面に浮かぶ優美な柄、切れ味のよさから、十字軍の時代には王家の家宝とされた。言わばステイタスの象徴ともいえる鋼だ。

層が多いほど製造には手間がかかるが、今回のナイフは330もの層により、美しく繊細な木目模様を実現している。

荒々しく力強い「ヴァイキング」をイメージ

ナイフのデザインを手がけたのは、2018年に「German Design Award (ジャーマンデザインアワード)」を受賞、2022年には「ADCデザインアワード」で金賞を受賞したubuttdesign。

今回のナイフの名前である「ヴァイキング」とは、8世紀末にヨーロッパ北部に出現した海賊のことを指す。その名が表すように、ナイフ自体も荒々しく力強いイメージでデザイン。アウトドアファンやガジェットラバーから愛されそうなルックスに仕上げた。

硬度最大59HRC!力強い抜群の切れ味

もちろん、見た目だけでなく機能性も素晴らしい。鋼の硬度は最大59HRC、刃の角度は約15度に設定し、枝やロープ、食材など幅広いものをカットしやすい仕様に。

キャンプや釣りといった場面で重宝しそうだ。

(IKKI)