コイに愛竿を持って行かれる
置き竿のウキが勢いよく水中に潜った。しかしこの釣りは即合わせは厳禁と思いながら放置すると、次の瞬間一気に沼に竿が引きずり込まれた。慌てて手を伸ばしたが時すでに遅し。竿をつかみ損ねて一直線に沼の中央へ消え去ってしまった。
子供時代に父親に買ってもらった思い入れのあるヘラ竿だけに悲しい。およそ40年の歴史に幕引き。嗚呼……。環境にも優しくないことをしてしまったと反省。
ポイント移動で再びコイがヒット
次第にアタリも無くなり激渋タイムになってきたので、対岸へ移動することにした。仕掛けを落とすと、勢いよくウキが沈んだ。アワセるとコイがヒット。しかし一瞬強い引きを感じた直後にプツンとハリス切れ。瞬殺だ。
大切な和竿が折られずに済んだのがせめてもの救いだった。その後、アタリは少ないまま好転しないので13時半に納竿。
最終釣果
当日の最終釣果は以下の通り。
テナガエビ:3匹(3~9cm)
ヌマエビ:3匹(3~5cm)
スジエビ:1匹(4cm)
ブルーギル:1匹(12cm)
クチボソ:2匹(5cm)
ヌマチチブ:11匹(4~9cm)
駐車場に戻り荷物を整理していると数か月前に無くしたはずの偏光サングラスがリュックのポケットから見つかった。このリュックはもちろんのこと、家中探し回っても見つからなかったので不思議。
同じサングラスを再度購入済みのため、複雑な心境だ。当日は思い入れのある竿を失ったり、探し物が見つかったりと何とも奇妙な一日だった。
白サシより赤虫に好反応
今回はシーズン前に、初めてテナガエビを狙うということもあり、赤虫以外に白サシも用意してみたが、結果は圧倒的に赤虫への食いの方が良かった。このことはテナガエビに限らず他のエビにも共通していえた。
当日は試し釣りで時期が早かったためか、本命は型を見る程度となってしまったが、本格シーズンにもう一度当地を訪れたいと思っている。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
別所沼公園