ムーミン物語は、今年で開業4周年を迎えた「ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市)で、4月28日~7月2日にアーリーサマーイベント「ムーミン谷とアンブレラ」を開催する。また、初の試みとしてボーネルンド監修の「ムーミン谷のあそびのひろば」を期間限定でオープンする。この二つのイベントのレポートをお届けしよう。
都心から約1時間半で着く、いつでもムーミンたちに会える場所
「ムーミン谷とアンブレラ」として、パーク入り口からメインのムーミン谷エリアまでの約100mの道の頭上に、近年人気が高まっているカラフルな傘を使った「アンブレラスカイ」を展開。今年はトレンドのオーロラ素材を使用したアンブレラを採用し、ニョロニョロのバルーンがいたるところに登場する。
さらに、太陽の光によって複雑な色合いを作り出すアンブレラのアーケードをシャボン玉で華やかに演出。また、ショップやレストランにもアンブレラモチーフの装飾を行い、ムーミンバレーパーク全体をアンブレラのデコレーションで盛り上げる。
イベント限定メニューとして、小さいタピオカ入りのドリンク「リトルミイのレインボーバブルティー」をミュージアムショップ「コケムス」2階の「ライブラリー カフェ」で販売する。時間帯によって取り扱うドリンクが代わり、DAYバージョンは11時~14時、SUNSETバージョンは14時~17/18時(ラストオーダーはそれぞれ営業終了30分前まで)。さらに、シャボン玉やオーロラカラーをイメージしたイベント限定グッズを5月から順次販売する。
同じく4月28日から始まった「ムーミン谷のあそびのひろば」は、ムーミンの世界観の中であそびと学びを同時に体験できる子ども向けプレイスポット。3~12歳の子どもを対象とした「海のオーケストラ号のボールプール」「ムーミン谷の空のトラック」「モランのコロコロホイール」で構成する。
4月27日に、「ムーミン谷のアンブレラ」プレス向け内覧会と同時に開催した「あそびのひろば」オープニングセレモニーで、ムーミンのライセンスを管轄するライツ・アンド・ブランズ/ムーミン物語の伊東久美子社長は「豊かな自然環境が強みとなっている半面、雨天時は(全エリアを)楽しめないといった制約があったため、全天候型に進化させたいと思い、ボーネルンドにコラボレーションをお願いして実現した」と明かした。「天候にかかわらず、子どもも親もWell-beingな体験が可能」と、魅力アップに自信を見せる。
2019年3月のオープンから1年経たずに新型コロナウイルス感染症拡大による自粛に見舞われたムーミンバレーパークは、今回の「あそびのひろば」に続き、夏以降、第2弾・第3弾リニューアルを実施する計画だ。日本人観光客はもちろん、インバウンド需要も想定しており、「あそびのひろば」のコンセプトや一部にアルファベットを使用した装飾は本国フィンランドも注目しているという。
あそびのひろばは、1デーパス(入園チケット)とは別料金で、大人・子ども(3歳~12歳)とも30分300円(3~6歳の未就学児は中学生以上の大人の同伴が必要、大人のみの利用は不可)。ただし、4月28から5月31日までは、オープニング記念として無料で楽しめる。1デーパスの料金はおとな当日3600円・前売り3400円、こども当日2200円・前売り2000円。年間パスポートは大人1万3000円・子ども8000円。
敷地内駐車場(有料)はあるが、ムーミンバレーパークの認知度アップと公共交通機関の利用促進のため、今春から、西武鉄道の池袋線、狭山線、西武有楽町線と相互直通運転している他社線でムーミンたちをデザインしたラッピングトレイン、最寄り駅の飯能駅北口-メッツァ間でラッピングバスが、それぞれ運行を始めた。
ライブエンターテインメントやグリーティングもあり、ミュージアムやキッズコーナーも揃ったムーミンバレーパークは、自然たっぷりの湖畔でフォトジェニックな写真を撮りたい人、子どもに楽しく遊んでもらいたいファミリー向きのテーマパークだ。
提供元・BCN+R
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