3種の腕時計をセットにしたコレクターアイテムを手に入れて、自らの腕元で“日替わりアート”を楽しんでみてはいかがだろう。
先駆的なアーティストに敬意を捧げる「Swatch アートジャーニー2023」から、第5弾となるカプセルコレクション「ジャン=ミシェル・バスキア」が登場。現在は公式オンラインストアでオーダーを受け付けているほか、一部直営店にて抽選販売を実施中だ。
社会や政治に向けたメッセージが込められたストリートアート
ジャン=ミシェル・バスキア氏は、1980年代初頭に彗星のごとく現れた、ニューヨーク出身のグラフィティアーティスト。
一見すると落書きのように見える抽象的かつ自由な作品は、ストリートアートを芸術の域まで押し上げるとともに、社会や政治に向けて強烈なメッセージを放っていた。
そして、彼が27歳という若さでこの世を去った後も作品は生き続け、近年では実業家の前澤友作氏が所有していたバスキア作品が、約110億円で落札されたことでも話題となった。
今回は、バスキア作品を大胆に投影した3種の腕時計と、その3種をセットにしつつ、他とは異なるディテールが与えられたスペシャルボックス「TRIPTYCH(トリプティク)」がリリースされている。
Hollywood Africans by ジャン=ミシェル・バスキア
1983年に発表されたアート作品「Hollywood Africans(ハリウッド アメリカン)」を再現した、鮮やかでエネルギッシュな1本。
作品のテーマは、エンタメ業界におけるアフリカ系アメリカ人に対するステレオタイプへの批判。描かれている3人組は、ラッパーのラメルジーと画家のトキシック、そしてバスキア氏本人だ。
Ishtar by ジャン=ミシェル・バスキア
同じく1983年に発表された「Ishtar(イシュタル)」は、歴史的な権力へ言及するテキストとローマ数字が主役。作品名は、メソポタミアの戦争と豊穣の女神にちなんでいる。
UNTITLED by ジャン=ミシェル・バスキア
様々な方法で自分の作品にサインをしていたバスキア氏。1982年の「Untitled(無題)」で描かれた“王冠”は、今やトレードマークのひとつになっている。
3種の腕時計をセットにした「TRIPTYCH」では、特別感のあるディテールも見逃せない。たとえば秒針には、単品モデルとは異なる、ネオンピンクやイエロー、ゴールドを採用。ループも2本に増え、それぞれに王冠とバスキアの名前が奢られる。
その日の気分やコーディネイトに合わせながら、腕元をアートで彩ってみたい。
Swatch×ジャン=ミシェル・バスキア
(zlatan)
※価格はすべて税込