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VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航は、キャプテンとしてチームをけん引。ブンデスリーガ(ドイツ1部)残留争いを強いられる中、現地では同選手に移籍を勧める声が沸き起こっている。
遠藤は湘南ベルマーレ、浦和レッズ、ベルギー1部シント=トロイデンVVをへて、2019年8月からシュツットガルトでプレー。昨季からキャプテンを務めており、昨季のブンデスリーガ最終戦では試合終了間際の勝ち越しゴールでチームを1部残留に導いている。
そして今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。ただチームはリーグ戦残り3試合で2部自動降格圏内の17位に低迷。自動残留圏内の15位VfLボーフムとの勝ち点差は「3」となっている。
一方、ドイツ紙『Heidenheimer Zeitung』は先月末にシュツットガルト所属選手の去就を特集。「ブンデスリーガ残留争いの行方に関係なく、この夏も移籍金収入により黒字を達成しなければならない」と現有戦力の放出必至という見方を示すと、「シュツットガルトで最も市場価値の高い選手はボルナ・ソサだ。彼はUEFAチャンピオンズリーグの常連クラブ移籍に対する野望を隠していない」
「キャプテンの遠藤航もFIFAワールドカップ・カタール大会前に『今でもプレミアリーグ挑戦という目標を持っています』と語っていた」と、遠藤を含む主力選手数名が放出候補に含まれている可能性を伝えていた。
するとドイツ紙『ターゲス・シュピーゲル』は今月13日、シュツットガルト2部降格の可能性を分析。その中で「チームに希望を与えているのは、セール・ギラシと遠藤だ」とキーマンを指名。遠藤について「彼は基本的に何でもできる。チームを引っ張り、デュエルを制し、時にはゴールを決めることもできる」と称賛している。
ただ一方で、同紙は「遠藤のようなサッカー選手がなぜいまだにシュツットガルトでプレーしているのか、多くの人が不思議に思っている。彼はもっと良いクラブでプレーすべきだ」と主張。シュツットガルトの今季成績に関係なく、遠藤の移籍を望んでいる。
なお遠藤は2021年9月、『ビルト』のインタビューで「プレミアリーグでのプレーは僕の夢です」とコメント。将来的なプレミアリーグ挑戦に対する思いを明かした一方、シュツットガルトに対する愛着も強調していた。