セレクトショップ「PARIGOT(パリゴ)」が、2023SSシーズンより新ブランド「Tamme(タム)」の取り扱いをスタート。現在、パリゴ松山店、広島店、福山店やオンラインストアにて販売中だ。
デザイン性が光るアイテムが揃うだけに、他人と被らないコーディネートを目指す人におすすめしたい。
ミリタリーなテイストで人気の「Tamme」
「Tamme」とは、「sacai(サカイ)」出身のデザイナー・玉田達也氏が2021AWコレクションより立ち上げたブランド。同ブランドはデビュー直後より注目を集め、“ニュートラルな概念による創造と既存の更新”をコンセプトにコレクションを展開。ミリタリーをベースにモダンな要素を掛け合わせたアイテムが特徴だ。
2023SSシーズンは“個々の強さ”を備えた衣服を製作
2023SSシーズンは、“過去のものを現代に昇華させる手段”としての破壊と創造を、Tamme流のイノベーティブな解釈で表現。
コレクションの起点となったのはドイツの写真家、AUGUST SANDER(アウグスト・ザンダー)の作品『Menschen des 20. Jahrhunderts(20世紀の人々)』だ。同作品には、職業や階級などカテゴライズされる実像のままに撮られた群像に、確かな個性と強さ、それに完結されたスタイルが写し出されている。
「Tamme」は今シーズン、現代においてもそのような“個々の強さ”を感じられる衣服、そしてスタイリングを提案する。早速、パリゴで取り扱いのある同ブランドのアイテムを紹介していきたい。
ボリューム感のある「RAF FS LOGGER JACKET」
50年代のドイツ・ロガージャケットと、80年代のイギリス軍・Royal Air Forceのフライトスーツを再構成したワークジャケット。クラシカルなワークジャケットをウールトロピカルで品よく仕立て、イメージを対比させた。
本来は補強を目的としていた身頃の2重構造は、機能性素材に置き換えて役割をベンチレーションに変更。着用時に動きが出るよう、全体にボリュームをもたせてモダンにアップデートしている。価格は94,600円。
動きのあるデザインの「K-2B RAILWAY JACKET」
60年代のイギリス国鉄の制服・レイルウェイジャケットをベースに、50年代のU.S. Air Force(USAF)のフライトスーツK-2Bの構造をアレンジして取り入れたワークジャケット。ウエストコードで調整可能な幅広シルエットと、深く入った袖口のファスナーで動きをもたせている点がポイントに。
身頃のウールトロピカルをベースに、袖はPEリップで切り替えて、クラシックとスポーツという異なる要素を対比させている。価格は115,500円。
2WAYで着られる「CWU-1/P LIGHT BLOUSON」
クラシカルなドレスシャツをベースに、60年代のUSAFのフライトスーツCWU-1Pのテイストを取り入れたライトブルゾン。
身頃にC/Pブロードを使用することで軽い着心地に仕上げつつ、後ろ見頃は2重構造にしてボリューミーなシルエットに。台衿付きシャツカラーは取り外しも可能だ。価格は60,500円。
夏にぴったりな「K-2A S/S TSHIRT」
オーソドックスなTシャツをベースに、50年代のUSAFのフライトスーツK-2Aの構造を取り入れたカットソー。
フライトスーツのパンツ部分のディテールを上身頃に落とし込み、アイテム同士のMIX感を強く表現した。価格は25,300円。
ミリタリーとモダンなテイストが合わさったアイテムは、日頃、上品なコーデを好む人にも親しまれそうだ。
(IKKI)
※価格は全て税込