車中泊を楽しんでみたいけれど、電源やトイレ、入浴施設など、色々と不安に思う部分も少なくない。
そんなときの道しるべとなるのが、日本RV協会が“快適に安心して車中泊ができる場所”として認定した「RVパーク」だ。4月には全国津々浦々で、新たに17施設が認定されている。
8つの条件を満たした安心感のある車中泊施設
RVパークとして認定されるためには、日本RV協会が定めた8つの条件を満たすことが条件となる。
その条件とは、余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)、24時間利用可能なトイレ、100V電源が使用可能(20A以上推奨)、入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)、ごみ処理が可能、入退場制限が緩やか、看板の設置(指定ロゴを日本RV協会より支給)、複数日の滞在が可能であること。
「RVパーク」という称号は、車中泊ビギナーにとって大きな安心感につながるだろう。それでは、新たに認定された17施設の中から、北海道・新潟・長崎の「RVパーク」を紹介していこう。
星おどるRVパークおだいとう(北海道)
日本最大級の砂嘴(さし)・トドワラで知られる野付半島と、世界自然遺産である知床連山が一望できるRVパーク。
敷地内にある「ミートハウスながの」は、肉料理の提供だけでなく小売りにも対応しているので、BBQの材料を調達するのにもうってつけだ。また、カヌーや潮干狩り、釣りなど、北海道の大自然を舞台にした多彩なアクティビティも楽しめる。
ホテル太閤(新潟県)
多くの文豪に愛された“赤倉の名湯”を特徴とするRVパーク。硫酸塩泉と炭酸水素塩泉という2つの泉質が、旅の疲れをじんわりと癒してくれるだろう。
RVパーク Nordisk Village Goto Islands(長崎県)
デンマーク発の老舗アウトドアメーカー「Nordisk(ノルディスク)」が展開するグランピング施設に位置するRVパーク。
徒歩圏内にあるビーチには、白い砂浜と透明度バツグンの海が広がり、夜には満点の星空を眺めることができる。また、五島の食材を使った地産地消のBBQや焚き火、テントサウナなど、アウトドアをさらに楽しむエッセンスも充実している。
「RVパーク」として認定されている施設は、5月12日(金)時点で、全国に343施設が点在する。
アウトドアが最高に気持ちいい季節。愛車に遊び道具を積み込んで、キャンプや車中泊を思いっきり楽しんでみたい。
くるま旅「RVパーク」
星おどるRVパークおだいとう(北海道野付郡別海町尾岱沼岬町65)
ホテル太閤(新潟県妙高市赤倉402番地)
RVパーク Nordisk Village Goto Islands(長崎県五島市富江町田尾1233)
(zlatan)